聖薇は僕の魂です
同コンセプト作『姫騎士アンジェリカ』でのサトウユキの演技は、本当に神がかっていました。
ですが、その『アンジェリカ』での“絶叫淫語”系の演技があまりにも衝撃的過ぎたために、
後の作品では淫語の部分ばかりがフィーチャーされて、
サトウユキ=イロモノアヘ声優という認識が広まりつつあって、個人的にものすごく心を痛めていました。
確かに、アヘをやらせたらサトウユキの右に出るものはいないかもしれない。
けれど、それだけだとサトウユキの魅力を半分も引き出せていません。
彼女のいちばんの魅力は、ツンツン→あまあま系の演技でこそ発揮されるのです。
さらに、そこにアヘが加わるからこそ、ものすごい破壊力が生みだされるのです。
アンジェリカ・ロートシルトが、口ではエルに、
「鬼！ 悪魔！ 人でなし！ あんたなんて大嫌い！ 死んでしまえ！」と言いながら、
心の奥底では「エルぅ～ん、他の女のところになんていかないでぇ～ん♥ エルにかわいがってほしいのぉ～ン♥
エルのオチンポミルク大好きいぃ♥ ホントはエルに孕ませて欲しいのぉ～ン♪」だからいいのです。
その描写に、私は悶え狂ったのです。
で、本作です。
私はこれを待っていました。
シルキーズはサトウユキの使い方をわかっていますね。
素晴らしい。本当に素晴らしい。
『アンジェリカ』では、私が先に述べたような描写は、
最後のほうまでいかないとなかなか出て来なかったんですが、
本作ではそれがてんこ盛りになってます。
新たに加わったデートイベントや、いっしょにお昼御飯イベントも、
その部分をより鮮明に際立たせる効果的な演出になっており、
もう聖薇がかわいすぎて、かわいすぎて、魂が抜けました。
自分が今までプレイした300本以上のエロゲのなかでも、
五指に入る萌えヒロインです。
聖薇たまんねえ、聖薇たまんねえ、聖薇かわいいよ、聖薇聖薇聖薇聖薇聖薇聖薇！！！！
おっと、失礼、取り乱してしまいました。
ただ、聖薇ルートに限れば文句は一切ないのですが、サブが微妙でした。
『アンジェリカ』の場合、クリスやセラなど、
メインヒロインに勝るとも劣らない魅力的なキャラが脇を固めていましたが、
本作の場合、聖薇が抜けて良くて、あとはかなり空気。
キャラデザ的にも（好みの問題だけど）、『アンジェリカ』のほうがツボでした。
それと、個人的には本作の方向性は大歓迎で、
これこそ自分が求めていたものだったんですが、
キャラの魅力を度外視して、純粋な調教ゲーとして見た場合、
やはり『アンジェリカ』のほうが優れていた思います。
舞台を学園に移したせいで、
ファンタジー世界ならではの特殊プレイやマジカルグッズが使えなくなり、
エロのバリエーションが少なくなっています。
というか、本作は調教ゲーではなく、ツンデレ聖薇を愛でるゲーです。
私としては触手や変な薬を使ったプレイを入れられるより、
聖薇たんに暴言を浴びせられつつ、あまあまプレイするほうが断然楽しいので、
よくやってくれた！ って感じなんですがね。
もし、本作が攻略キャラが聖薇ひとりだけで、
3800円くらいのミドルプライスで発売されていたら、
間違いなく100点満点をつけました。
サブルートも決して出来が悪いわけではないんですが、
全部を含めてひとつの作品として見ると、
このくらいの評価が妥当かなぁ……って感じです。
ピンポイントゲーやみさくらゲーのときのサトウユキこそ至高と思っている人には、
物足りない部分があるかもしれません。
寝取られ興奮度：1
（※自分がどれくらいドキバクしたかを5段階で評価）