善悪相殺
非常に面白くクオリティの高い作品です、こういうアンチヒーロー物は新鮮でした
しかし
このレベルの作品とそのテーマだからこそ、矛盾や過剰なご都合主義があったのが残念です
例えば主人公が割腹自殺で憎い自分を殺し、愛している光をも善悪相殺の掟で殺した
という作品の中でも一番重要なシーンとも言えるべき場面なのに
光は死んで何故か主人公は死なずに普通に無事とか根幹である善悪相殺を台無しにしています
また、八剣姫と100体の敵に囲まれどうやっても絶体絶命のヒロイン二人が
特に何の説明も無く、そんなこと無かったとでも言わんばかりにピンピンしているのも流石にどうよ?とガッカリしました
他にも多数の矛盾やご都合主義があるのですがこれらさえなければ120点は付けたかったです