ほどよいサイズ感で乙女作品を満喫できる良作
シナリオゲーを思いっきり楽しんだあとの箸休め的な作品をプレイしたくて消化。
ヒロインが3,主人公が女装。
もうぶっちゃけ、ヒロイン4とカウントしてもいいくらいでした。
アンサンブルの乙女シリーズはもうすっかり主人公の「女性化」が進行していますね・・。
一番盛り上がる場面であるべき「女装がバレる」場面に微塵も緊張感がありません。本作も同様です。
何となくバレたときのヒロインと主人公との間の環状変化をどれだけ丁寧に描くか、というのが
真骨頂のような気がするのですが、本作も全体的にバレたときのギャップがありません。というか
皆無に等しい。アニェスちゃんに限っては全くもって変化なし。「男でも女でも良かった」というのは
女装作品にとっては禁句じゃないのかなとは思うのですが・・。
ということで、女装作品というか、女装をしたヒロイン?がいる本作品。
3ヒロインともに可愛くて申し分ないスペックです。おっぱいヒロイン2,ちっぱいヒロイン1と
絶妙なバランスです。声もばっちり。
主人公が一番のキモですが、元々地声が可愛すぎる八ツ橋さんでいいの?って最初は思いましたが
杞憂でした。ここまで振り切っていると逆に違和感がなくなってしまいます。
シナリオ自体は、学園が舞台になって主人公のスランプをいかに克服していくか?というのが
基盤でしたが、全てにおいて「軽め」な展開でした。Hシーンも3つ、アフターを含めると4つかな。
フルプライスの内容ではなくとも、こういうほどよいお値段で程よいヒロイン数の作品は
大いに「アリ」だと思います。深度あるシナリオで読ませるようなコンセプトにしてしまうと
お値段が上がってアレですが、ひたすら可愛いヒロインとイチャイチャしていけばさほど
そのへんの問題も霧散していって「キャラゲー」として認知されるので、この手法は丁度いいなと。
攻略順はアニェス→深織→いくの これで安定じゃないかな。
サブキャラも結構な存在感を出していましたが、りょうかさん、エイミさん非常に良かった。
フルプライスになってもいいから、この二人のルートが欲しかった。
ファンディスクで補完してほしいくらい良かった。
かわいすぎる女装主人公とそれを囲む可愛いヒロインとサブキャラ。
この要素が集まっている良作という部類で非常に印象は良かったです。