ユーザーが望むであろう部分を一気に叶えた優良ファンディスク
ミナちゃんのヒロイン昇格
絢華のヒロイン昇格
ゴールデンタイムゆえのゴールデンタイムな「アナザー」
そんなユーザーが望むべきであろう部分が、本作品で一気に叶っています。
前作でも、一応ミナちゃんと絢華にはシーンこそありましたが、あくまでも「オマケシーン」であって、サブキャラである立ち位置に変わりはありませんでしたが、ルートによっては非常に存在感の大きなサブヒロインでした。
特にミナちゃんの「下郎」呼びはきっと誰もが印象に残ったのではないでしょうか。
その他5メインヒロインはだいぶ前作で完成されていた感はあるので、ちょっとしたアフターっぽい読みやすいオマケシナリオ。こういうところも非常に良かった。さらっと読むことができてとてもいい感じでした。全ヒロインアフタールートにはハズレなし。みんな可愛いから全く持って問題なし。
肝心な2サブヒロイン専用ルートですが、思った以上に良かったです。
ふたりともデレたときのイチャラブっぷりが期待通りにすごい。ミナちゃんがヤキモチ焼きっぽくなるだろうというのは既定路線だったであろうし、絢華の家庭問題が絡む恋模様もやっぱり既定路線。
前作と同じくらいCGが用意されているような気合の入りっぷりなので、2つ合わせてヒロインは7人といっても間違いないようなクオリティ。
前作にも言えることですが、とにかくこの作品の一番の魅力は「ヒロインが可愛くてテキスト読みに辛くなることがない」これに尽きると思います。
程よくシリアスな展開も入って、ほどよくほっこりするシーンも含まれていて、力強く足踏みをして立ち向かっていく主人公のかっこよさ。所々でプリンセスと一般人の格差や身分問題、過去の挫折した記憶が蘇ってきて壁に当たりますが、挫けることなく思いっきりぶち当たってクリアしていく様がかっこよすぎる。そりゃヒロインが自分の身を挺してでも主人公のことを好きになるわなと。
そして、生まれてから途方もないハンディキャップを背負いながらも一生懸命生きてきた理亜の存在。
前作ではあのようなエンディングでしたが、「もしかしたら」というアフターを望んでいたユーザーも少なくなかったと思います。おそらく人気ナンバーワンヒロインであろうし、やっぱり素晴らしいアナザーが用意されていたというところでメーカーがきちんと考えているというのがわかりました。
最後の最後はやっぱり感動。くどくどと長く綴るよりも、「金恋」やったらすぐにやろう。
これでいいんじゃないかなと思って敢えて長くは書きません。これやったらきっと金恋最高ってなるはず。