世界観に染まり、世界観に溶け込んでいく。
ハマる人続出で間違いなく名作であるのを確信の上で夏を楽しむ作品の最後の締めくくりとしてプレイ。
莉佳→真白→明日香→みさきの順番でプレイ。
空想の世界による空想のスポーツであるFCの丁寧なルール説明とのんびり流れていく共通ルート。
主人公がどんな理由で転げ落ちたかという展開をほどよい時間をかけて読み解いていく。
そこからの個別ルートの選択肢は案外あっさりでありがたかった。
クリア順序は、(真白莉佳)→(明日香みさき)この順序が鉄板です。FCにかけるヒロインの
情熱といろいろな絡み合いがきれいに繋がっていくのでこれは守ったほうがいい。
ダブルセンターヒロインの二人のルートは確実に好みが割れそう。
Hシーンを加えたところでのボリュームは確実にみさきなのですが、感動する面での
瞬間最大風速は間違いなく明日香のシーンにある。そこで完璧に甲乙がつけがたい。
かといって、真白莉佳ルートがサブヒロイン枠であるようなことはなく、ちゃんと
メインヒロインのようなきれいな場面と感動シーンが散りばめられていることも忘れてはいけない。
各ルートで絶妙な絡みを見せるサブヒロインがとにかく魅力的。
佐藤院さん、葵さん、真藤先輩など、最後の最後にはみんなきれいな形でシナリオに溶け込んでいく。
この作品の最大の魅力は、ヒロインルートにハズレがない。ここまでバランスよく熱い場面と
感動シーンが散りばめられているものはなかなかお目にかかれない。
ファンディスクにつながっていくようなエンディングの流れも悪くない。
みさきルートの途中で気がついたらEXTRA2買っていたし・・
こんなに無難に周りにオススメできる作品はないくらい。ある程度美しょゲを楽しんだあとに
噛み締めて世界観に染まって一気に駆け抜けてほしい名作中の名作です。