タイトルで判断してはいけない典型
評判につられたような形でプレイ。
シナリオ、笑い、感動要素全てが詰まった文句なしの名作でした。
良いものは良いもので評判が広がり、このような人気が積み重ねられたのでしょう。
どう考えてもおかしいだろ、というような無理やりな設定を力づくでつながり上げて
クリックが止まらないような展開、最後の最後できちんと感動要素を重ねて爽快感、余韻を残す。
立ち絵があるキャラクターは必ずクローズアップされる。メインヒロインは3人ですが、それ以外のキャラも
ちゃんと見せ場があるのは、どこか別なタイトルを彷彿させました。
推奨攻略順は、奈々瀬→(ヒナミ、美岬)→グランドルートです。
自分はヒナミを真ん中にしました。美岬はクライマックスが最高に盛り上がるので、これで
問題ないと思いました。とはいっても、それ以上にグランドルートの盛り上がりは格別です。
どのルートもきっちりと作り上げてあって、伏線を残していて、キレイに回収されます。
声あても完璧。他のメーカーのゲームは、何となく実績のある声優さんが固めているような感じですが、
こちらはいろんな方面から集まっていて、絶妙なマッチングをしています。
シナリオ周りが強烈に良かったせいで、むしろエッチシーンが希薄に感じられるくらいです。
きちんといろいろな場面で入ってくるのですが、「おまけ」のように感じてしまう。
それくらい、エッチシーン以外の要素にインパクトが強すぎた。
しかし、こんな作品が処女作なんて、恐ろしいメーカーの開発力です。
文句なしに名作です。1と2を一気に買っても絶対に後悔はないでしょう。