キャラゲー学園モノとして文句なし。
積みゲーとしてずっと持っていましたが昨今のWindowsの更新に危機感を感じて早めにプレイ。
瞳→詩菜→つばさ→みこ
この順番でプレイ。特にみこはグランドルート的な意味合いも大きく、最後にすることを推奨。
立ち絵、個別グラなどの面については100点あげてもいいくらいです。
絵師さんは何人かいるのは確認が取れますが、ほんのりつばさにパルフェっぽさが入っていたりなど
見ればわかるようなスパイスがされていて非常に好印象。ヒロイン自体にハズレが全く存在せず、全てのキャラが
まんべんなく魅力的です。おっぱいキャラ多めですが、需要は間違いなくそっちのほうが多いので無難。
瞳とつばさがだいぶ難しいキャラではあるのですが、好きに転がったときの破壊力が半端なく、それを
演じている方が見事に吹き込んでいるので魅力倍増。センターヒロインとして結構濃いめなキャラクターを
与えられているはずなのですが、その他のキャラがいろいろな意味で濃すぎて、ちょうどいい頃合いになってます。
キャラとしての魅力が一番は多分みこちゃんかな。柳ひとみさんがベストコンディションで全開で吹き込んでいるせいで、見た目以上の超破壊力キャラになっていてヤバい。シチュエーション的には幼馴染が恋人に転がるまでのド定番ではあるのですが、他キャラのルートでもひと際存在感を放っていました。
声のトーン的には「ひよりん」っぽさを感じる幼い感じですが、その場その場での声の緩急の付け方が非常に上手で破壊力が倍々に。Hシーンの声も全力で演じているのがわかるくらいの迫力。ここまで頭に響くような声は久しぶりに聴いた気がします。
瞳、つばさ、みこの個性が飛び抜けているせいで、詩菜の個性が薄いのが弱点といえば弱点ですが、ちゃんと見た目の期待に答えてくれるHシーンの多さでカバー。いちごさんも、名優がひしめく中ですごく頑張っていたと思います。
シナリオ自体の出来も悪くない。むしろいいくらいかもしれない。ボリュームというところでは劣りますが圧倒的な読みやすさは特筆すべき。一気に4キャラ一瞬で終わるはずです。
シナリオゲーというような類ではありませんが、十分読み応えやHシーン、声的にも非常にハイバランス。
もちろんサブキャラが優秀なことは言うまでもなく、ルートなしというのは本当に惜しかった。
歩鳥ちゃんはセンターヒロインでも十分通用する破壊力があるキャラなのですがね・・。
残念なのは、メーカーが無くなってしまったせいで、製品版を入手するのが困難になりプレミアが付いたところ。初期版には追加シナリオがあるらしいのですが、中古購入した自分には手にすることができませんでした。
戯画の作品の中で、アオナツラインに肩を並べるようなライトでじわっと響く隠れた名作であることは間違いありません。これがダウンロードで安く手に入れば最高なのですが・・。
学園キャラゲーとして優秀な作品で間違いはありません。笑い要素も程よく多く、キャラすべてが可愛くハズレがない、今年プレイしてきた中では今のところ一番です。迷わず高得点をつけました。