ハミクリにも劣らない魅力溢れるヒロインが作る優しい世界
ノートPCに入れたままで積んでいたのを思い出してプレイ。
案外わかりやすい学園もので、ヒロインの数もシナリオ自体の時間も凄くお手頃で
だれることなく一気に疾走することができました。凄くバランスが良かった。
今はセール対象になっていて、これだったらOCと一緒に合わせて買っても損はない。
特にハミクリをやっていてこちらをやってないという人は是非試してみて欲しい。
攻略順は案外重要です。かおるこ→未尋→兎亜→アーシェ この順序が鉄板です。
これを崩すと終わったあとの読後感がだいぶ変わってきます。本当に注意して遊ぶときには
順序の下調べを忘れずに。
かおるこはセンターヒロインに見えがちですが、シナリオ的にはサブヒロインといってもいいくらい
内容は薄め。これをプレイすると大体のところの生徒会の人たちが見えてくるというところで
最初に持っていくのが必須です。最後に持っていってしまうと、その他のルートと比較して
正直な所ボリューム不足が否めません。
そして、最初から好感度が高いところで好きになってくると距離感に困っていじらしいキャラを
魅せてくれる未尋ルートはちょっぴり見どころもあり。盛大な勘違いから勢いで新メニューを作って
お店を大繁盛に持っていくなんていう面白い場面もあったり、読んでて非常に爽快です。
さて。この作品にも「ヒロイン妹」が存在しているわけですが、こちらも最強レベルに可愛くてたまらないです。
そんな兎亜は3番目に攻略するのをオススメする。
愛情が深すぎていろいろと空回りする兄妹の距離感を描いたストーリーで、ハミクリと違うところは
圧倒的に主人公がかっこいいところ。責任感が強すぎて逆に妹を悲しませてしまう場面など
感動場面もふんだんに散りばめられていて、あっという間にストーリーを消化。
最後のアーシェルートは、こちらの作品のグランドルート。
初期の好感度が低いところから始まって、紆余曲折を重ねてとあるキッカケで急接近。
そこからどんどん可愛い部分を見せるようになって最後のドンデン返し。
シナリオ自体も他のヒロインより多めで、このキャラクターにだいぶ重きを置いてあるなと実感させられます。
自己犠牲をいとわず、相手のために動いてブレーキがかからず倒れてしまうところは兎亜ルートと同じ。
かおるこが中心になって主人公を奮起させて最後の最後にきちんとキメるところもそう。
意地を張って素直に接すること伝えることが出来ない前半、正直になったときの可愛さが爆発する所。
アーシェはこの作品の隠れセンターヒロインといっても間違いではないでしょう。ヒロインとしての
魅力はもちろん、普段の声、感極まったときの声、Hシーンのときの声、全てにおいて完璧です。
ここまで魅力的なヒロインはなかなかいない。ハミクリのヒロインにも負けてないと思います。
ハミクリと違う所は、主人公もヒロインに劣らずハイスペックな所、そして最初からかっこいい所。
そのおかげで随分と文章が読みやすいし感動シーンも多い。
奏恋を始めとしたサブキャラもシナリオにいい味を出している。千歳さん、緑さんも同じ。
そのへんがOCにつながってヒロインに昇格するのもメーカーはちゃんとユーザーのことがわかっている。
これがあって「ハミクリ」に繋がったのかと思うと納得がいく。
OCをこれから楽しみに遊んでいこうと思ってます。安心して遊べるキャラゲーとして
みんなにオススメできる傑作です。