前作から進化してストーリー性アップ。
1と2をセットで購入して、1をクリアしたのでそのままプレイ。
いきなり痴漢冤罪で逮捕され、痴漢されていたのがヒロイン、突き出した相手もヒロイン
そして尋問された捜査官もヒロイン。
このへんはかなり順当路線で、前作の流れでスポーツ系ヒロインが今度は先生で
金髪ヒロインが学生と、結構いい感じの構成ではありました。
冤罪から這い上がったときには痴漢専用車両が頓挫寸前。そこからヒロインの力を借りて
再編を目指すというのも、案外わかりやすいっちゃわかりやすい。
流れも前作と大きな差はなし。ヒロインを独占したい場合はひたすらヒロインを狙っていけばOK。
ただし、ハーレムエンディングを目指すには結構条件は厳しい。
度々訪れるシンディーの存在を忘れずに5人いる攻略ヒロインを車両に投入する必要がある。
車両に放り込まれるパターンと独占するパターンがありますが、テキストの流用は殆どなかったのは
なかなかすごい。その分ハーレムエンドまでが結構長かったというのが正直なところ。
とはいえ、痴漢だけしているという作品ではなく、しっかりと貶める行程がすごく上手に
作り込まれている。単純な抜きゲーではなく、きちんとしたストーリーがあるのはこの作品の美点。
ただ、テキスト量とイラスト量のバランスが悪くて、ルートに入ると結構同じ絵が挿入されるのが
ちょっと厳しかったかな。お値段的にダメだったのかもしれないんだけど、ここまで力を入れて
シナリオをつくっているのであれば、お値段を挙げてでもCG量を増やしてほしかった。
抜きゲーなので仕方がないとは思うのですが、進んでくると声が単調に聞こえて結構流してました。
そんなに長くする必要はないんじゃないかなと思うのは自分だけでしょうか。
あと、誰とは言いませんが「棒読み」な人がいました。流石にずっと聞くのが苦痛になって
だいぶその人のルートは音声を流してしまいました。
主人公は前作と比べてかなり良くなりました。自分の欲望のためなら手段を選ばないという
アンチヒーローっぷりが前作からの気持ちのいい流れでしたが、今回は巧妙に計算する頭の良さと
個別ルートに入った時にちゃんとヒロインの想いを受け止めるんですよね。
案外かっこいい部分も増えていてだいぶ印象は良かったです。
抜きゲーを遊び始めるのであれば、いい作品だとは思います。
一応前作から登場しているシンディーという存在がいるので、前作をやっておくといいかもしれない。
あと、相変わらず気まぐれにアクティベーションを確認してくるのは本作も同様です。
修正ファイルもあるので特に要注意。ゲームをインストールして安心できない危なっかしい
取り扱いが非常に不快です。これさえなければもっと点数をつけたかったのですが今後の作品も
改善されないとは思うので期待はしてません。