綺麗で切ない純愛作品
冬の名作で大概このタイトルが出てくるので満を持してプレイ。
綾→あずま→シロクマ→希→桜の順番で進めました。
もしかすると、4番目がシロクマのほうがしっくりくるかもしれない。
攻略順は遵守。時系列をキレイに流すために前もって調べてから始めましょう。
一気に読破できる文章の力と、魅力的なキャラクター、主人公。
名作と呼ばれる理由がわかりました。流れ的には、ヒロインの話が終わるごとに一区切りのような
オムニバス形式で徐々に時間が流れて伏線も回収されていく。主人公の正体、ヒロインの正体など。
かわいいキャラクターの見た目とは裏腹に、ストーリーやサウンドは全くもってダーク系。
早めに判明する自分自身の正体と、突然の出会いがあるメインヒロインとの桜との切なすぎる接点。
5人いるヒロインもみんな魅力的ですが、頭一つ「浪人」が抜けていたかなぁ。
最初に結ばれ、最後の場面でも重要な役割を担います。桜がセンターヒロインかと思ったら、案外
この子も匹敵するくらいの扱いでした。声とキャラとのマッチングも素晴らしかった。
相変わらず、かわいそうなヒロインを演じさせると「車の人」は素晴らしい。ちょっとだけ
喫茶ステラのあっちのほうとかぶっていたような気がするけど気のせいか・・。
サブキャラも全員素晴らしかった。特に先生と妻が一つ抜けていたかな。
抵抗反抗対抗しながらも、徐々に近づいて最後の卒業場面ではみんなとかけがえのない絆が作られている。
キレイで切なすぎる卒業式ではあれど、じわっと感動が押し寄せてくる。
綾エンドもトゥルーではないけど、あれはあれでアリだと思いました。
冬から春にかけて是非触ってみて欲しい切ない冬の名作です。