基本的にはコンパクトながらもヒロインとのいちゃらぶストーリーといった感覚で、Flyable Heart本編よりも個人的に満足度が高かったです。
基本的には前作のヒロインとのいちゃらぶに重きを置いている為、前二作にはあった特定のキャラの不快な一面というのが今回はかなり薄まっており、ストレスフリーで楽しめましたし、ギャグパートの印象も良かったです。
細かい点ですがボイスカットがオフにできるようになったのも今作からでしたが、シリーズ通してプレイしていただけに今作の恩恵は大きく感じました。
一方でシナリオに重きを置いているルートは結衣とすずのルートだったのですが、結衣ルートはFlyable Heart本編で見たかった結衣の世界線を救済にするに等しい描写がされており、コンパクトではありますが各キャラの補完と成長も見られる所謂グランドルートに近い仕上がりで、単なるFD以上の満足度がありました。
すずのルートは最後の別れの描写は好みのものでしたが、大よその流れは結衣ルートと同じなので、意外性は皆無です、最大風速は結衣ルートだったかなと思います。
先述した通り各キャラクターの不快な面は解消されているので、今作のキャラクターへの印象も良く、最終的には皆愛着が湧き、少し名残惜しさすら感じながら結末を迎えました。
正直一作目プレイ時はこの世界線とキャラクターをここまで好きになるとは思って無かったです。
好きなルートは結衣、他キャラのいちゃらぶ系シナリオも短いながらも魅力があり安定していました。
好きなキャラは天音、会長、桜子、結衣、マックス、八重野......他キャラも嫌いではないです。(会長は完全に二作目効果)