短く簡潔なテキストが綺麗にまとまり読みやすい。かといって描写不足を感じさせない流石の演出
悲しいときは泣くし、お腹が空けば飯を食う。
二人の旅を通して、人として生きることの葛藤や矛盾が描かれています。
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テキストが短く簡潔。主人公や世界観にも合っている。
それも転じてか非常に緊張感があるシナリオだった。
かといって描写の不足は感じさせず、
音楽、ボイス、イラスト等の演出がうまく噛み合って、
ノベルゲームの特色が十二分に活かされた作品でした。
お話については、
OPやその他諸々、話の大まかなオチは予測させつつも、
なぜ?どうやって?といった動機や設定の膨らませ方が流石だった。
テーマに関しては、
人と機械みたいな安直なモノにとどまらず、
人って一体全体何なんだろうなと
プレイ後に自問自答を繰り返すこと間違いなし。
何気ないやり取りも読んでいてニヤニヤが止まらない。涙も止まらない。
ロープラ作品として1つのお手本のように感じた。