ガチ百合なのでエロゲーとしては敷居が高いが、実は多くの人が読める内容です。昔、世界の名作本（あしながおじさん・小公女ｅｔｃ）を読んで感動できた人なら良作以上の、いい、おはなし、だよ、ねー
クロハネ（過去編）、シロハネ（現代編）の二段構成で自分が予想したのは「天使の導き」をシロハネ編で再演することによって、クロハネ（過去）を乗り越える、前世またはループものに近い構成でした。
しかし、（アン・ワカバルートでは少し不安になりましたが）最後のココルートで予想は完全に外されました。
なぜなら、シロハネは、クロハネ（過去）を乗り越える為に描かれたものではなく、クロハネで散っていった者達の想いがココたちを通じて現代まで伝わっていることを示す為、あくまでもシロハネは中心であるクロハネを生かすためにあったのです（ココルートのＥＤを見れば明らかですよね）。
その結果ラストはすべてが収束する大団円という形ではなく、後日談な感じですが自分は気に入りました、これでよかったと思います。