ただ“彼女”を救うために。この彼女の指示対象が肝ですね。
言わずもがなの大傑作。設定の妙やゼロ年代のオタク街の雰囲気を精緻に再現した点もさることながら、テキストから滲むキャラクターの想いが光るゲームです。たとえ共に過ごしたあの日々が消えようとも、紅莉栖さえ救うことが出来るのならば、それだけで自分は報われる。薄れる意識の中で浮かんだオカリンのモノローグには、心が震わされました。10枚はティッシュを使ったんじゃないかな(笑)。本当に良いゲームです。