追加マップがまあまあ面白かったので、価格分の価値はあると思います。DL販売でお手軽になったので、久しぶりにプレイしてみるのもいいかもしれません。点数は本編をより楽しみやすくさせていると言う点で本編+1点
アペンドディスクは他にもおまけがありますが、メインは追加マップと機能だと思うのでそれについての感想をば。
追加機能についてはやりがいのあった本編を更に便利に、面白くしてくれる役割を十分に果たしていると思います。
特に戦闘マップのスキップは重宝しますね、これでシーン回収とか目的のマップ条件まで時間短縮が出来ます。
エクリア&ユイのユニット追加についても、私はエクリア好きなので使える事自体が嬉しかった。
しかも、物理&魔法攻撃両刀使いなので、非常に役に立つ。小隕石召還乱発は気持ちいですな~。
ユイは・・・この初期ステータス(笑)。これは愛が無いとつらいですね~。私には愛が足りませんでした(笑)でも戦闘アニメは面白かったです。ただ、初心者用闘技場マップがあるので、作業さえ苦でなければちゃんと育てられると思いますよ。
難易度の追加も単に追加だけではなく、マップ毎に変更できるシステムは良かったですね。これで初期設定で多少無理なトライが出来るきっかけになりますから。
敵ランダム強化については、これはちょっと度が過ぎているんじゃないかと。敵キャラクターそれぞれにつき、一つのパラメーター(攻撃、防御、敏捷、運etc.)が倍になるんですが、難易度高いキャラでLV99だと素で高いのが2倍になるので、洒落になりません。敏捷100超えた敵なんてかすりも出来ませんよ・・・これは特定のパラメーターには制限をかけて欲しかったですね。
その他自軍のキャラのLV上限引き上げ、追加武器アイテムの能力、ネーミングセンス(いやらしい棒とか)もやりこみを触発させる内容ですし、全体的に言えば、本編を再プレイさせるのに飽きさせない設定だったと思います。
追加マップについて。闘技場を除けば実質7マップです。本編シナリオの多少の補完や、はたまた全くのお遊びマップとかもありますが、基本的には面白い内容でした。
個人的にお気に入りは「側室たちの反乱」と「夫婦喧嘩」マップですね。やはり女性キャラ多い方が楽しいし(笑)
「側室たちの反乱」ではそれまでのシナリオ条件(基本的に全員側室入りさせる)、戦闘前の前振り会話から想像させられて、リウイ一人にわらわらと追っかけて来る様が見ていて面白かったです。その中でセリエルのみがうろうろして攻めに来ないのもなかなかいい味を出していました。
そして「夫婦喧嘩」マップのイリーナ恐え~(笑)。(怒)マークの入ったイリーナさんはめっちゃ強いです。さすがのリウイもガチで叩きあえませんでした。しかも主戦力だったエウ娘2人があっちにつかれては・・・めっちゃ苦労しました。
追加マップで一番熱かったのは、「男だらけ」ですね。このマップ、敵キャラは本編での男ボスキャラなんですが、本編で一人ひとり出てくると全然大した事ないんですが、集団で襲ってくるとめっちゃ恐ろしい事が分かりました(笑)。しかもこちらも男だけなんですが、男キャラで使えるのなんてリウイとミオ位しかいません。あとのオッサン、ジジイなんて育ててねーし(笑)。ひたすらミオのマップ攻撃とリウイのガチの叩きあいでしたね。
ただ、基本人数縛りプレイがゲームを難しくしているだけと言う感じで、まあちょっと手抜き感はあるかなと。それとこれは思い違いなのかもしれませんが、追加マップの敵の思考ルーチンは本編から比べてもだいぶ単純になっているような気がします。要するにアホです。ですのでその習性を利用して、狭い路地に誘ったり、逃げ回って敵がばらけた所を各個撃破すればクリア出来てしまいます。そのため結局難易度は敵のパラメーター次第でしかありません。
これはSLGとしては低レベルの作り方なのでちょっと残念ですね。
あとは出現条件の制約で1ルートで全部制覇出来なかったのは煩わしかったですね。これは、本編と同時購入者の事を考えて作っていると思うんですけど、購入者の大抵はほぼ全クリ後だから、本編に混ぜるのはいいとして、1ルートで全回収出来て良かったのでは?と思います。
追加Hは4種類。イリーナ、ティナ、カーリアンの4PとハーレムHとリン&ラピスの3P、そしてシュバルティアの初Hです。
キャラによって優遇の差が出ていますので、ここはファンにとっては一喜一憂するかもしれません。個人的にはラピスが好きなので、優遇側で良かった(笑)
原画のレベルは本編より若干上がっているかな。しかし最近の戦女神Zeroとかを知っていると、さすがに古さを感じさせます。まあこの辺りはしょうがないでしょう。
以上、多少不満も書きましたが、元々のゲーム自体が面白く出来上がっているので、それを壊さない様に作っている事には好感が持てます。お値段も安いですし、本編が楽しめた人はぜひやってみてもいいんじゃないでしょうか。
少なくとも戦女神Zeroのアペンドディスクよりは旨く作られていると思いました。
戦女神Zeroのは新しいのに何でああも劣化しちゃったんでしょうね・・・