伏線回収がちょっともったいない＋えっちなシーンももったいない
1、2続けてプレイ。
3作目の感想としては、あともう少しリソースがあって、丁寧に伏線を回収してくれればという物足りなさが残る結末でした。
以下、不満点は書いていますが、期待値をちょっと下回ったぐらいで良作だと思います。
【お話面】
[良かったとこ]
1.エミリの過去
予想はしてましたが、性的暴行、出産不可となかなか重い。
でも、それゆえに主人公への執着がちょっと理解できるので良かったです。
個人的には2作目ラストで垣間見せた病んだ面や生き返るシーンで見せた父親への憎しみとかドロドロしたところはもうちょい見たかったかな。
2.ともかく話をまとめてくれた
正直、あっさり回収しすぎだとは思いますが、
界隈だと伏線投げっぱなしで終わりとか悲しいことが多いのでちゃんとまとめてくれたのがありがたい。
3.意欲的な作品だった
ロープラでも、エロ以外にもCGを使ったり、
オカルトやミステリ要素を混ぜ込んだり意欲的で楽しませていただきました。
[悪かったとこ]
1.シスター九津見の主人公を憎む動機がさすがに弱い……
もうちょっと主人公が意図せず傷つけた、とか石女になった結果、迫害されたがのし上がったみたいな描写がほしかった。
ほんとにただの逆恨みだもんなぁ……。
2.1作目、2作目のヒロインがあまりに空気
まぁみんな言ってますが、なんの見せ場もない……。ついでにいえばエッチシーンもない。
話の流れ的にハーレムエッチは違和感があるのでなくていいんですが、最後3人の中から誰か選んで恋人エンドがあってくれても。
3.トモヤくんの性格変化があまり好きではない
※若干女性向けっぽい視点になるので、ここは意見が分かれると思いますが。
本シリーズで一番スキだったのはトモヤくんが仕事としてエッチなことするので、
やることは普通じゃないけど、本人はピュアなとこでした。
でも、3作目だと人間性が強くなりすぎて、よくある抜きゲー的な地の文が増え、エロオヤジっぽくなってしまうのがどうしても気になってしまいます。
そういう意味で少数意見だと思いますが、ハーレムエッチがないのは英断だと思います。
あと何度もセックスには愛が必要とか言葉にしていうのがかえって薄っぺらく、前2作のようにはっきり言葉にしないほうが好きでした。