逃げられない状況下で女の子に迫られちゃう、女性主導エッチが好きな人向けのヌキゲー。
<概要>
主人公は財閥の跡取り息子で、金も地位もある立場。
しかし、それゆえに主人公に言い寄ってくる女性は全て
主人公自身ではなく、主人公の金目当ての女ばかりで
真実の恋や愛を味わう事はできず、
金に目のくらんだ女達から逃げるだけの毎日。
そんなある日、主人公は交通事故にあってしまう。
次に気付くとそこは病院のベットだった。
<世界観>
現代日本。
<シナリオ>
主人公は交通事故により両足が折れており、まったく動く事ができず
こんな状態で金目当ての女に迫られたら逃げられないと恐怖するが
ここは政治家ご用達の完全面会謝絶が可能な施設である事を知り一安心。
しかし、その考えは甘かったのでした。
動けない主人公に迫る誘惑に耐えるのがテーマ。
ゆえに、女性上位のエロシーンが多く、M属性をお持ちの方は嬉しい展開多数。
フェラ、パイズリ、騎乗位などの、女性主導のエッチが多い。
<グラフィック>
それほど原画に力がある訳ではないが、異常なデッサン崩れ等は無い。
CGの塗りが柔らかく綺麗なので、おっぱいやふとももがとても柔らかそう。
ヒロインを気に入る事ができれば、ヌキゲーとしては及第点。
しかし、CG総枚数が差分含めて297枚とヌキゲーとしては少なく、過度の期待は禁物。
それと、外出しした時の精液の飛び散り方が異次元。
水中でも空気中のように飛び散っており、これだけは「どうにかしろ」と思った。
ヒロイン全員に孕ませエッチ完備。
女の子達は様々な理由で主人公に迫ってくるのですが、
ヒロインの誘惑に負けちゃうと既成事実を作られちゃいます。
<キャラクター>
ヒロインはナース三人と女医一人。
それと幼馴染の少女二人。
おっぱいな子が多いので、おっぱい星人な私は嬉しい限り。
ナース三人も「献身的」「エッチ好き」「ドジっ子」と、押さえる所は押さえている。
<システム>
基本的に一般的なADV型だが、
我慢システムというシナリオ分岐システムを搭載。
右下に我慢解除ボタンという物があり、ヒロインに誘惑されるとボタンが現れ、
「我慢の限界」と思ったら押して、本能開放というコンセプト。
押す・押さないでシナリオが分岐。
また、押すタイミングでも分岐する為、意外と分岐方法が細かい。
<サウンド>
一般的レベル。
特筆すべき事は無い。
<ヴォイス>
声優さんの演技に不満は無く、サンプリングミスも見当たらなかった。
<総評>
ゲーム全体を見ると、ごく一般的なレベル。
女の子に迫られるシチュエーションが多く、無理矢理されちゃうシーンもいくつか。
そういったM属性の方には夢のシチュエーションでしょう。
しかし、今時のヌキゲーとしてはCG総枚数が少なく、若干ボリューム不足を感じるかも。
シナリオ全体の尺も短いので、プレイ時間もそう長くは無い。
M属性向きと言っても被虐調教的なSM指向は一切無いので勘違いしないよう注意。
<編集後記>
総じて「普通」という感想。
本来、私は「普通」と判断された物はレビューを書かないのですが、
「ナース」「女性主導エッチ」「おっぱい」等、
いくつか自分の属性にヒットしていたのでレビューを書きました。
普通と言っても悪い意味ではありません。
エロゲーとしての平均点は獲得している、という意味の普通です。
不可解なのは、このソフト半年以上発売を延期したんですよ。
なので、さぞかし手が込んでいて色々楽しめるんだろうなぁと思っていたのですが
結局出てきたのは、極々一般的な普通のADV型ヌキゲーでした。
しかも若干ボリューム不足ぎみ。
「コレのどこにそんなに多量の制作期間をかけたのか」がさっぱりわからない。
物理的に回避不能の状況下で女性主導の迫られエッチというコンセプトは良かったので
次回作もこの路線でボリュームアップに力を入れて欲しいですね。