6年くらい前の作品
OP曲があまりによくてプレイしました。
15周年記念の作品とのことでしたが過去作は1つもプレイしたことなし。
2015年の作品ということで、ネトゲでの知り合いというのが現在よりも新しい今でいうVRchatやVtuberのような新しさがあった作品なのかなと思いました。
リアルでの理想や上手くいかない分をネット上で楽しむ4人が集まり、何かをきっかけに新しく生まれ変わることを決意していくお話でした。キャラクターの表情から苦しんでいるようすや悲痛さがとても伝わってくる絵が多く現実とネットの声の差がすみれと雛姫にはありそのギャップがとても作品のテーマを出していたと思います。
まず、ラストのメイのルートはプレイ中はよくわからない展開でした。
回想なのか夢の中なのかリアルなのか展開が細かく変わるので細かく整理していきながら読み進めていかないといけなかったのかなと、ただ夢を見ることで現実逃避をしていたというメイの行動もテーマとしては面白いものでした。
すみれに関しては、望まないぼっちというテーマの中で彼氏がいると噂され浮かれたり人と少し話せたことで調子に乗ったりと、実際はもっと人と関わりたいということやjkという若さからの浮かれが上手に描かれていたと思います。
雛姫は観覧車での回想がとても印象にのこっています。
友達に謝られ雛姫が泣いていたのがとても印象的で自分自身がもう駄目なんだと思ってしまった瞬間なんだと思います。また主人公にその回想を打ち消してくれる言葉をかけてもらえたことで心を開く大きな一歩となったのがまたよかったです。
少し残念だったのはネットの世界はあくまでリアルとの対比をわかりやすくするためだけのものだったように思えたことですが、すみれは日常の世界観のゲームだったので必要以上にネットの世界でのあれこれがなくてよかったのかなともおもいます。
主人公が雛姫やすみれとさらに仲良くなっていく個別√があったらさらにうれしかったです。
好きなキャラはすみれと雛姫