不完全燃焼なゲームです。
・ストーリーに関して
このゲームには多くのBADENDが用意されていますがほとんどがぶつ切りで終わる印象。主人公たちがレイプされた場合もことが終わったらすぐにタイトルに戻ってしまい後日談がわからないのは残念。「この先には絶望しかない」だけで終わるBADENDもありあまりにも雑な感じがした。
TRUEエンドも個人的にはイマイチ。香奈美の過去を最後に持ってきたのはよかったと思うけど事件がどう解決されたのかははっきりせず香奈美自身のその後についてもさらっと語られただけで詳しく語られることはなかった。
各章ごとに選択肢はあるものの結局は一本道なのであまり面白くない。ただCGを回収するためだけの選択肢という感じ。
黒幕を隠してはいるものの正直誰でもわかるだろってレベルだしあんまり暗躍してくれなかったのが残念。
馬が残念すぎた。もっと狡猾に様々な罠を仕掛けてほしかった。というか出番がほとんどない。
・キャラクターについて
サツキが空気。おっとりしてて静かな感じ。こういうキャラが自分の身を守りたい一心で敵(鬼)の言いなりになって狂う展開はこのメーカーではもうお約束。というかこの人よく姫巫女として戦線に出てこれたな。
愛依菜は口調が気に入らなかった。態度もそうだけど結構カッコつけてるキャラ
じゅんじゅんはマジでウザかった。結構重要な立ち位置にいるにもかかわらずあまりにも幼稚な言動だったのでムカついた。正直犯されようがなんだろうがどうでもいい。
1人称じゅんじゅんってなんだよおい。辛いことがあったのを隠しておちゃらけるキャラはありがちだけどコイツは度が過ぎてた。
というか全体的にこのメーカーのキャラクターの性格設定は似たり寄ったりで見飽きた感がある。アホの子がいてそれをたしなめるカッコつけキャラがいる。声優も同じ人が多いからなおのこと。
・エロシーンについて
レイプされる場合、襲われる前のレイプに対する恐怖から描かれることはほとんどなく気が付いたら拘束されていてそのまま犯されるという場面が目立った。凌辱シーンはその前後の心理描写あってこそなのに・・・
鬼の言動が幼稚なため緊張感や恐怖感に欠けるエロシーンが多かった。
脳筋キャラが犯されるよりも知性的なキャラが犯されるほうが個人的には好きなんだけどこのゲームにはあんまりそういう人がいなくて残念。ギャアギャアワーワーわめく。
絵だけはヌける。これは間違いない。ゲテモノ嫌いな人にはお勧めできませんが塗りもきれいだし満足です。
キャラクターの性格で言えば香奈美が一番好き。
もともとは奈留羽の絵が好みだったからやってみたけどアホすぎてなんだかなあという感じ。