すべてのロボットアニメは道を譲れ!でお馴染のJINKIの18禁版
綱島志朗の初の18禁ゲーム化作品ということで
レイカルやジンキといった漫画が好きな自分としては購入する以外選択肢はありません。
まず始めに、ゲームをプレイするにあたり原作エクステンドのミッシングリンク編というか真説は必読。
後半はミッシングリンク編に出てきた人物、用語を知っていることを前提として話が進み、
過去に起きた出来事や用語の説明が殆どされない為、理解が追いつかないことになるかと思います。
シナリオは基本的に一本道、最後の章でヒロイン分岐するというよくあるもので初回は10時間前後でクリア。
前半~中盤に掛けて原作(エクステンド)1~5巻の内容を新主人公に置き換えて進め、
後半からやや駆け足気味にオリジナル展開に突入といった内容で、後半は放置されていた無印エクステンドの補完なのでしょうか?
ミッシングリンク編に突入して以降、ブレイドでそのまま連載が続いていたのなら
もしかしたらこんな結末になっていたというIFなのですかね。
ずっと正体不明だったセシルの素性やキョムという組織が明らかになったのは○。
ところでゲーム版主人公の正体がわかりやすすぎるというか、もう少し捻ることはできなかったのでしょうか?
あまりにも展開が露骨すぎて原作読んでいれば中盤で黒将関連の人物だとわかるのはなんだかなぁと。
シバがヒロインにいる時点でなんとなく予想はつくのですが。
戦闘シーンはロボの立ち絵やイベントCGが非常に少ない為、
必殺技や武器の形状などただ文章で説明されるだけで盛り上がりに欠け、
ホワイトロンドや青葉のマサムネに至っては立ち絵すらない状況なのはどういうことなのでしょう、手抜きですか
原作未読でプレイしていたら機体の形状すらわからないじゃないですか。
ちょい役とはいえ仮にも青葉機なのですからその辺りも気を使って欲しかったです。
予約特典JINKI ACTION GAMEはファントムが使えることによりバルドよりプレイしやすくなり、特典ながら非常に楽しめましたが、
これを戦闘システムとして組み込めていれば満足できたものとなっていたのに勿体ありません。
結局ロボットバトルと学園モノ、両方の良いとこどりをしようとしたが
どちらも活かされてなく、日常も戦闘も中途半端な出来でどちらともつかずの話になったという印象。
Hシーンはカリスに頑張って欲しかったのに原作通り早々に退場というのが最大の不満点。
陵辱は期待していたのより尺も短くずっと薄かったかなと。
不満は多々ありますが、正直もっと酷い出来になることも覚悟して購入したので
同じメディアミックスでもアニメと比較すればホント全然マシなのが救いです、時系列がまともなだけに。
自分は画集買うくらいこの原作者の絵が好きな為、
綱島原画で次があれば今回のような出来でも買い続けます。