キャラの掛け合いに期待するも、展開は一変してしまった。
立ち絵とCGに違和感が無く、エロに多めに振ったCG。克氏と蒔田氏の絵はキャライメージにピッタリで、キャラの性格もテキストに上手く表現されていた点は高く評価したい。立ち絵バリエーションが少ないのは残念だが、クールで達観した感じの氷織りを立ち絵とスチルの双方で上手く表現出来ているし、十六夜も前作に比べると線が太くなったが魅力十分。
ところがテキストは個別に入ってからのシリアス展開は話しが変に難しすぎて、設定も後から後から小出しにしてくるので付いていくのが大変。ライターの苦手な部分が完全に露呈した作品。楽しませる事を何か勘違いしているのではと疑ってしまう。
反面、日常のキャラ同士の掛け合いは面白いもので、読み進めることに苦痛が無く、体験版では相当期待したが、体験版以降はサッパリ。もちろんシリアス方面でも面白ければかまわないが、結局エロを楽しむためだけの内容となってしまった。