ぶつ切り感と尺不足が惜しい作品。辻花はとても可愛い
*一部、同ライター過去作の「なつくる」「あきくる」について軽く触れています
日常会話の下ネタの寒さは四季シリーズで慣れていたのでなんとかなりました。
ぶっとびSF設定も四季シリーズで慣れていたのですんなり理解は出来ました(納得はしていないですが)。
気になるところはいくつかありますが、各ルートでせっかく盛り上がれそうな状況が出来上がってるのに、その度に過去に戻るせいでその後の展開を見られないのが一番惜しかったです。
特に八乙女さんルートなんて、あの後が本番なんじゃないですか?(これは八乙女さんのFDプレイ後に感想が変わるかもしれません)
あと、盛り上がるシーン用のBGMがやたら弱かったのも気になりました。
一番良かったのは辻花の可愛さでした。ビーチボールのアレも勿論ですけど、テントの告白がとっっても可愛かったです。
八乙女さんや更紗ルートと違って、(一部改変されているとは言え)共通ルートの続きからスタートなのも、好きになる過程が自然に感じられて良かったです。
イチリ先生のロリキャラというだけで有利なのに、飴川さんの声も良くて、下ネタワールドに染まってなくて、見せ場もあって、ラブコメも(他キャラに比べて)ちゃんと描かれている、と一人萌え要素の塊でした。
辻花との、核ボタンを押す/押さないのシーンはとても良かったです。ヒロインとのああいう危ない討論を聞ける作品って少ないと思いますし、キャラの生命を感じられて好きでした。
ただその話の決着が竜生九子の設定のせいで流されてしまったのは、やはり惜しかったです。
色々となつくる・あきくるを思い出させる作品でしたが、「なつくるのぶつ切り感」と「あきくるのオチの弱さ」を同時に引き継いでしまった印象です。
要所要所は面白いだけに、「なつくるみたいな壮大さがあれば……」「あきくるみたいに尺が長ければ……」と思わずにはいられませんでした。
推しキャラランキング
初見・見た目
辻花≧八乙女>更紗>烏森
クリア後
辻花>ツバキ>八乙女>烏森>更紗