PITシステムが面白かったです。
[特徴]
普通のゲームだとヒロインとの出会いから始まり、ヒロインが主人公を好きになる
過程を描くものが多いが、本作品はこれをざっくりカットしています。
本当にざっくりカットしているので多少残念な部分がありますが、その分1年間熟成
された関係を楽しむことができます。
上記設定は主人公とヒロインの関係でも活かされていますが、特に活かされているのが
PITシステムです。
通常ヒロインが学園のアイドル的な存在であったとしてもそれがわかる描写がされて
いることはあまりありませんが、PITシステムでその他大勢の声を聞くことにより、
主人公の周りに集まっているヒロインがどれだけレベルが高いのかを知ることができます。
一言で言うと優越感に浸れます。
また、PIT上でのかけあいも面白く、ストーリーよりもPITが楽しみになったりします。
ただ、1つ残念なのはPITを見るにはPIT画面を開かないと見れないこと。結構面倒くさいです。画面端に表示するとかでよかったと思うのですが・・・
シナリオは可もなく不可もなく、といったところです。
キャラクターとPITシステムが気に入れば問題なくオススメの作品です。
後、システムに関して少し。
・キャラクター毎の音声のオン/オフがなく(ボリューム調整はあり)、オートの時
ボリューム0にしているキャラのセリフで待たされるのが残念。
・オート中にPITやオプション画面に入り、ゲームに戻るとオートの表示が消えます。
(表示が消えるだけでオートモードは継続しています)