少し古い作品だったので心配でしたが、予想を大きく上回ってくれました。
紹介だけ。
視点がその時々によって変わる群像劇という手法を使った作品。(Wikiより)
巷ではワカバ→アンジェリナ→ココの進め方が進められていますが、
アンジェリナ→ワカバ→ココのほうが感動する。らしい。(途中アドリブ有)
クロハネ編の最初に「既読にしますか?」というpopが出ますが、
webのクロハネをやっていない人以外は既読にしない。
↑クロハネ編は重要な伏線です!
クロハネ・シロハネで好みが分かれます。
クロハネ→策略・陰謀好きのあなたに
シロハネ→精神安定剤がほしい方に
物語、世界観、音楽が合わさって現実を一時忘れさせてくれるような完成度。
どれを取っても素晴らしい出来。
百合要素を抜きにしても面白い。
↑現実において戦後一時期社会現象となっていたエスの文化を受け継いだ百合でした。
もちろん百合を楽しめる方のほうが作品をより楽しめます。
話の主題は「記憶の大切さ」。
ワカバ、アンジェリナ√で歴史が正史にならなかったのが
ココ√で歴史が覆り、クロハネ編の登場人物が救われたことから
記憶の大切さというのがわかる気がします。
「死んでしまった人は記憶の中にしか生きられないんだよ」。
クロハネ編もシロハネ編も
物語は”ココ”から始まり―――
そして、”ココ”で終わる―――
”ココ”成長の物語でした。