途中まですごく面白かったし、涙も出かけた。けれど……
最後が少し物足りなかったかな、とは思う。
ロープライスのゲームにこういう文句をつけるのもアレだけど、一本道だったし。
さかここの時みたいに微妙にラストが変わっても良かったんじゃないかなって思う。
それでも、不満があるとすれば、ラストの選択肢があってもよかったんじゃないかという部分だけで。紀子と真路乃の「幼すぎる」姉妹愛や純家の家族愛のおはなしは思わず涙が出そうだったし、俊夫と紀子の奥手同士が触れ合っていく馴れ初め、そして婚約・・・・・・までの流れも素晴らしかったと思う。
それだけに、本当にもう少しラストにバリエーションがあればと悔やまれるのでした。この結末それ自体は、二人のどこかぽえぽえとしながらも芯の強い部分が明確に現れた結末で大好きですが、その点ばかりはどうしても気になってしまいました。
あと、これはどうでもいい話ですけど。
このゲームを他人に勧めるとしたら、その人がまきいづみさんの声に食傷気味であるか否かが大きく関わってくると思います。
まきいづみ時空、全開です。大好きな私にとっては非常に美味しかったです。