ヒロイン一人一人の背景をはじめとした、物語全体の設定等はしっかりとできていたとは思うのですが。それを全く生かす気がないとでもいうほどに淡泊な日常シーンと、どこに重点を置いているのかわからない展開のバランスの悪さのおかげで、読んでる途中の感触は正直最悪でした。しっかりと話を〆てくれているので読後感だけは悪くないですが、よほどヒロインの属性が好みであるとかそういうのがないと、かなり厳しいかなと思います。乙女ねーちゃんは本当に可愛かったんだけどなぁ……。長文はいつものプレイメモです。
ユニティマリアージュ
→あ、この曲のゲームなんですね。このメーカー今までやったことなかったから知りませんでした(真顔)
△ヒロインがどういう子なのかをやる前からとにかくエッチシーンをたたき込むのは、どうなんだろう。設定が過剰に組み込まれているのもあって、まったくこの子たちをかわいいとも思えないせいか、抜ける気配もないんだけど……
攻略はもう適当でいいや
水無月 柚乃 64
→のうてんき幼馴染(機械改造済み)。機械改造が生きるシーンがH方面で存在しないのは許せません。ヒロインの属性としては可愛いとは思うんですけれどね……
※このルートのマリエの書かれ方は、僕は正直好きです。頭ではわかっていてもあきらめきれないって感じが強く表れていて、いいんじゃないかなって。
→ルートとしてバトル系ヒロインのお話としてはよく設定を練って、出来ているのではないでしょうか。でも、機械改造が単純にネタで終わっちゃっているのが、もったいなさ過ぎます。少し葛藤等を描くシーンこそありましたが、ほぼそれだけというのはちょっと……
(ラストもこれがあればこそといえばそうなんですけど、これがなくても別に出来たといえばできた話ですし……)
◎EXTRAのぷちNTRなシーンは、NTRとして使えるかはともかく、シーンとしてはGOOD。この展開、本編でもっと入れてくれたら抜き方向には化けたと思うんだけどなぁ……
神千院 マリエ 68
→ちまかわ。柚乃も勝手に機械にされちゃってかわいそうではあるのだけれど、一番かわいそうなのはいきなり巻き込まれたこの子なんじゃないかって、思うんです。
◎ラスト付近に入れてくるシナリオは本当にいい題材を使ってるなぁって思います。中盤までのだらだらを結構取り返してくれるくらいには、丁寧に作られた題材なので、柚乃ルートでもそうでしたけど、存外読後感が悪くないですね。
→普通に見たら、ダブルメインヒロインの割に、完全に尺が短く、演出も簡易にとどまるという、明らかな差別を受けた扱いのヒロインで、なんやねんっていいたくなるレベルです。けれど、題材がボク的にとってもずるいです。この題材を扱っている時点で、僕が悪く見れるわけがないじゃないですか。いい家族を持てるよ、この子は。
風見 芽衣 63
→正真正銘機械の子。敵側のポジなんだけど、基本的に忠誠心はないっていうところが、ちょっとかわいいのかもしれない。でも、メガネなんだよなぁ……
→体感長い。最後はやっぱりいい話風に〆てあるので、読後感自体は悪くないんだけど、そこに至るまでのバランスがとにかく悪い。もう少し何とかならなかったのかなぁ……
結城 乙女 72
→いろんな意味でバレバレですよね、貴女()。でも、そこがいいかもしれない。
◎そうだよ、せっかくの機械との戦闘ものなんだ、見てみたかったのはこれなんだよ！！！！！(BADエンド)
→いや、今までやったルートの中でいちばんよかったよ、ホント。イチャラブもしっかりしているし、BADエンドも含めてエロシーンもしっかりエロイシチュエーションを取り入れているし、ほぼ全員の登場人物をうまく使って、うまいところに物語を落着させているし。
最後の最後でようやくストレスゼロでやれるルートが来たので、本当にほっとした。すごくできがいい、といえるほどではないし、やっぱり、細かいところで言いたいことも出てくる(相変わらずざるな展開等)けれど。ヒロインの可愛さをちゃんとルートの中で堪能できるだけで、十分読み手を満たすことはできるのになぁ……。
ある程度まじめな話をしなければいけないという設定上の話はあったとはいえども、他ルートではどうしてこれができなかったのかな？ と、ただただ疑問に思うばかりです。
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点数
(64+68+63+72)/4
=66.75
≒67