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ARTOさんの痴漢サークル2 ~猥褻エクスプレス・発動篇~の長文感想

ユーザー
ARTO
ゲーム
痴漢サークル2 ~猥褻エクスプレス・発動篇~
ブランド
Guilty+
得点
60
参照数
2212

一言コメント

直球抜きゲー。表情…というか目がえちぃ。続編なので、そこをどう評価するかはなかなか難しい。声優陣も豪華だし、コストパフォーマンスは良好だと思います。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

・ 続編。多少前作のネタバレあり。
・ CG差分無し40枚。シーン数25。バリエーション豊か。
・ あまりアブノーマルなシチュは無い…いや痴漢が既にふつうじゃないか。
・ Guiltyで時々出る、かわいい系の絵柄。
・ 桃色電鉄三部作だから、当然次へ続く。


宣伝文句「間もなく発射致します。締まるお(自主規制)にご注意ください」が妙にツボにはまって購入。結果はなかなかアタリだった印象です。

謎の痴女・アイに絡まれた主人公(純一)が痴漢行為に興味を持ち、痴漢テクを磨いて痴漢サークルの活動にのめり込んでいくというサクセス?ストーリー。日常パートはほとんど存在せず、ひたすらHシーンの連続。中味の方は女の子を堕としてサークルに引き込むのが目的なので、羞恥・快感シチュが大半。一部を除いてリンカーンもありません。

設定はトンデモですが、ストーリーというか人間関係はちゃんとあって、主人公の彼女っぽい結衣(CVがまきいづみさんです。最近よくお世話になるなぁ…)とアイがいまのところ皆勤。結衣は主人公が別の女に手を出すのが気に入らないらしく、ちょっと嫉妬してみたり、かわいいところがありますね。こわいけど。

前作は気が弱い感じの二人を引きずり込む展開でしたが、本作は小悪魔系アイドルと強気なOLさんがお相手。おとなしくて従順な相手よりこういうキャラクタのほうが興奮しちゃうのは、やっぱり征服欲なんでしょうか。

個人的な趣向はさておき。快感に流されるまでの心理描写が薄いとか、痴漢シーンが現実離れしているとかは、抜きゲーとはいえ無視できない要素です。しかし細かくツッコミすぎるのも野暮というものでしょう。CG集にテキストをつけただけ、と揶揄されるような仕上がりでなかったことは確か。加点要素にはなりえないけど減点するほどでもないと思います。

もっとも本作は前作のネタバレが結構含まれており、配慮不足は感じました。OHP見ればすぐ気づく程度のことですが、それでもあっさりばらすとせっかくストーリー仕立てにした意味が無くなってしまう。

結局、「接触編」からの続編なのが、話を深める要素であると同時にネックにもなっています。低価格三部作をどうとるかは難しいですね。三本買えばふつうのゲーム一本分のお値段だし。地雷踏んでも被害は1/3で済むと考えればアリでしょうか。

ちなみに、DL販売+期間限定セールを使えば2000円。この内容で2000円だとやばいです。ご奉仕しすぎ。フルプライスでこれに毛が生えたくらいのゲーム、今でも結構あると思うんですけど。