エロをがんばり、話を薄くした「凌姫」。調教パートは半分飾り。ゲームとして面白くはないが、エロい。
・ ステータス制度の調教ゲーム
・ ストーリーはほぼオマケ
・ 最初に捕まえてある姫様は調教対象外
騎士・エルフ・巫女の3人の調教がメイン。全員戦闘系なので、某二次元文庫本のような、戦う女の子の「心を折る」パターン。
絵はかなり丁寧。陵辱系ゲームの絵は妙にバランスが崩れていたり、肌色・一枚絵が多くなりがちなせいか、脱衣前の状態や立ちグラが粗雑になりがちですが、きちんと作ってあるのは嬉しい限り。ただ服のデザインは凝っているとも手抜きともとれない、微妙な感じ。とりあえず布地は少ない。
抵抗モードから困惑、籠絡と順を追って堕落度があがっていき、それにつれて調教内容も増えていきます。まんべんなくいろいろなプレイを詰め込んでいますが、露出系やスパンキング系はかなり薄いかな?少なくとも鞭とかローソクとか期待してた人はごめんなさい、という感じです。
短所を挙げると、まずメインキャラ3、サブキャラ入れても5という絶対数の少なさ。単純に欠点とは言えませんが、やはりそれだけ「ハズレ」る可能性は高まるわけで。少なくとも最初にかっさらったアウレリアとかについては、ほとんどいじらないのはもったいなかった気がします。あとは調教の単調さ。各キャラごとの調教内容がほとんど一緒なこと、3Pが合計3つしかないことなど、バリエーションが少ない。そのぶん、一つの調教で心が折れるプロセスが丁寧に描かれているかというと、ステータス値で機械的に処理されていて、そんなこともない。
このメーカーさんの過去作品である「凌姫2」あたりと比べると、はっきり違いが出てきます。キャラクタの好みとかシチュエーションの好みが大きくでるので、単純に比較すりゃいいというものではないのは確かですが。