可憐ルートが群を抜いて素晴らしい。ルートごとにまちまちな部分もあるけど全体的にはレベルが高く満足。
共通ルートをほぼ排除したことによって、個別ルートを長い尺でしっかり描ききっている作品。
思えばこのあたりからSMEEは一般的な学園モノではない、ちょっと捻った作品を作り始めたのかも。
試みは面白いと思うしとてもいいと思うけど、「付き合ってから始まる恋」みたいなコンセプトもあって、個別ルートに全振りしている割には、付き合うまでと仲良くなるまでの過程は結構性急。
サブキャラもほぼ個別ルート専用になってくるので、出番が少なめで薄まってしまうし、ヒロイン同士の掛け合いもないのでそのあたりも寂しい。
ましろルートとかはそのあたりがかなりひどい。
以下ルートごとの感想
咲ルート
まあまあの出来。
ヒロインとの同棲生活が楽しい。
レイナルート
最初の出会いの下りが酷すぎてえぇ・・・ってなったけれど、付き合ってからはいい感じ。
レイナも可愛いし、結構好き。
ましろルート
一番ハズレ。会っていきなり付き合おうは流石に無理がある。
ギャグとかも含めて一番見劣りするルート。
亜子ルート
まあまあの出来。
可憐ルート
素晴らしい出来。
ギャグもイチャラブもヒロインの可愛さも(ビジュアルだけでなくそれを引き出すテキスト含め)他のルートに対して頭一つとびぬけている。
このルートをプレイするだけでも買う価値はあるくらい。
あとはこの頃から最近のSMEE主人公で気になっている、ヒロインのことを深読みしてイケメン発言みたいなのが増えた気がする。
ヒロインを主人公に惚れさせるための手っ取り早い手段として使われてるやつ。
フレバラとかピュアコネクトのようなレベルの作品ではないけれど、
全体的にしっかり楽しめるし、イチャラブもいい感じ。
ぶっ飛んだギャグは少なめだけどしっかり面白い。
序盤の電話相談センターのくだりからしっかり読み手の心をつかんでくれる。