決して泣けたり感動できる作品ではない。キャラゲーとしてトップレベルな作品。
理亜ルートよりも玲奈ルートとかのほうが好きです。
感動!!!泣ける!!!!みたいな内容ではないけれど、しっかり作りこまれているシナリオで、プレイ後の余韻がすっきりしていていい感じな作品。
テキストのレベルは高いし、日常会話もいい感じ。
ヒロインはサブまでみんなキャラが立っていて可愛いし(特に絢華がエロ過ぎる)、とても面白かった。
自分がキャラゲーに求めている、面白くて飽きずに最後までプレイできる作品の究極形態って感じ。
ルートごとに簡単に感想を書くと、
玲奈ルートは絶妙な距離感の描写と甘やかしてくれる感じがすごく好き。絢華がエロい。
理亜ルートはデレてからのちょっと幼児退行した感じの理亜が可愛い。
シルヴィアルートは王族との恋愛みたいな感じでかったるいシリアスあるかなと思ってたけれど、そんなことはなくいい感じ。
エロイナルートはデレがすき。
茜ルートはコンパクトにまとまっていていいと思う。
個人的にすごいなと思ったのは、この後に不穏な描写があります!!!!ってのを匂わせてくるのに、読み進めていくと、色々なことは起こっていても、それが面倒くさいシリアスシーンになることはなく、スッキリした結末が待っていること。
自分は面倒で読み進めたくなくなるようなシリアスが大嫌いなので、こういった綺麗にまとめるシナリオの手腕には感服した。
また、特定のルートに入っても、そのヒロインだけじゃなく、色々なキャラがワイワイガヤガヤたくさん出てきて物語を盛り上げてくれるのが素晴らしい。
あるヒロインの一番好きなシーンが他ヒロインのルート内にあるとかザラ。
個別入った瞬間、そのヒロイン以外の出番がほぼなくなるみたいな作品って多いのでとてもよかった。
他にも無駄がないのがすごい。
黄金というテーマがどのルートでもしっかり描写されていて、伏線とまではいかないけれど、色々な設定がいろいろなルートにちりばめられていて、しかもそれがしっかり活きている。
キャラゲーとして非常にレベルが高いと思う。
エロについては、シーン中のテキストとシチュエーションがすごく好き。
自分は基本的にエロシーンは、CG見た後スキップなんだけど、玲奈と絢華のシーンがエロ過ぎて3年ぶりくらいにしっかり読んだ。
CGについては綺麗で文句なし。
個人的に、それが使われているシーンのシチュエーションとかも相まってお気に入りなのが多い。
玲奈の買い物CGとか。
前評判で聞いていた、泣ける!シナリオが神!みたいな作品ではなかったけれど、キャラゲーとしてみたらトップレベルの出来。
久々に夢中でプレイできた。