your diaryが気に入り、特にその作品でカントクさんの絵柄にハマった者としては速攻購入。 テンポよく一気にクリア、という感じではなく４ヶ月かけてクリアしたが、カントクさんの絵の素晴らしさは相変わらずで、そしてストーリーも地味ではあるが中々素晴らしかった。
テンポよく進められなかったのは、学校の文化部活動がストーリーの中心（しかもメインヒロインは保健室登校ならぬ部室登校）で比較的地味であること、幼馴染の真優との関係が強すぎて他のキャラを攻略するのを躊躇ってしまうからがあったように思う。
その結果、他のキャラの攻略でも「真優との関係をどのように解消出来るか、恋人にならずしてどのように真優が独り立ち出来るのか」というのが見所になっている。どのストーリーでもそれなりに真優の「主人公離れ」に関して納得の行く展開が見れた気がするが、まぁでも、キャラ自身の魅力を越えて、ストーリー内でのメインヒロイン・真優の存在感は圧倒的で、それがこの作品の面白みでもあるが欠点でもあるかな、、、、
さて、高めの評価をつけたのはyour diary初版の頃に比べ、システムの快適性が著しく向上したこともある。回想モードでシーンを個別に指定できる、システムボイスにお気に入りのキャラ「達」を指定できる、セーブ箇所が900ある、音量をCONFIG画面を出さなくても変更出来る、絶頂カウンター、BGVも個別キャラごとに音量設定可能（って必要かは微妙だが？）、スキップやジャンプのしやすさ、などなど。
大御所メーカーでもシステム使い勝手としてはイマイチなゲームが多い中でここまでのシステム快適性向上への試みは見習って欲しい所だ。なお、ここまでシステムが充実していながら、あま恋シロップスでは導入されていた射精事前選択機能が省かれていたのは残念。