オープニングのSFチックなワクワク感は素晴らしいが、実際には中身がかなりイマイチそれに応えられていない。残念な感じ。
仮想コンピュータセカイ、映画「マトリックス」の系列の話で学園もの。
何が良いって他の人も書いているように、とにかくオープニングソング「疾るセカイと僕らのミライ」とそのムービーが素晴らしく良い。オープニングの雰囲気はまさしくSFを感じさ、ワクワク感を起こさせる。実際にプレイしてがっかりした後ですら、OPを見るとやっぱりワクワクしてしまう。
だが肝心の本作は、確かにSFだし、仮想世界ものなんだけど、イマイチ全体にぱっとしない。
・経ち絵とイベント絵のキャラの雰囲気がちょっと、かなり、結構違う。
そもそもパッケージ絵からそうなんだけど、経ち絵とイラストのキャラの造形が違和感を感じることが多い。イベント絵になると「え?誰これ」って感じ?特にエロシーンの絵。あんまりこういう風に感じたゲームって無かった。
・各ルート
最近のエロゲーは各ルートでそれなりのストーリーになっていることが多いのだけど、メインの2人を除いてストーリーがえらく単純。そのキャラと結ばれた後は、活動もうまくいきました、ちゃんちゃん、みたいな感じ?
あまりにおざなり。
・ストーリー
メインのストーリーもなんかSFとしてどっかで読んだような、あちこちのものを切り貼りしたような感じで今ひとつ新鮮味というか、目新しさがなかった。
キャラクターはそれなりに悪くない味だったのだがそういうものを十分に生かし切れてなかったような気がする。