腐敗した2人だけの世界で描かれる切なくも美しい純愛物語。
噂通りの純愛物語でした。最初こそ、人を選ぶ世界観に足踏みしてしまいますが、他にはない世界観だからこそのめり込めたのも事実。そして、沙耶と主人公の愛は、この世界観だからこそ描けたものだったのではないでしょうか。
選択肢は2回。ルートは3つありますが、どのルートも切ないです。登場人物それぞれの思いを考えると、すべてのルートがBADでありGOODでもあるシナリオは、読了後の喪失感と同時に感じられるほんの少しの苦さと甘さは、ほかの作品ではなかなか味わえるものではないと思います。
TRUEEND後に流れる「ガラスのくつ」は、元々この作品のために作られた曲ではないそうですが、一度プレイして改めて歌詞などを考えながら物語と歌詞がシンクロしていて、この作品の味をより一層引き立てていますね。
とりあえず、ざっとした感想を書きなぐっただけなので、近々時間が空いたときに改めて感想を書きたいと思います。