頭を空っぽにして楽しむゲーム
正直にいってみるべき所があまり無い作品。
キャラクターのかわいさや声優さんの演技は安定感があり全くストレスなくできる。
システムを含めて悪いところはない。
しかし、あまり良い所もないと感じてしまう。
確かに、キャラクターはかなりいい。
無駄にエロい立ち絵などもいいし、性格が不快に思うような女キャラクターはいない。
これは男性キャラクターにも言えることで、終盤に顔を出す『変質者』以外はあまり不快感を覚える存在はいない。
キャラゲーとしては満点に近い作品なのだ。
ただ、騎士である必要性が見えない点があまりに致命的で物語への没頭に影を落とす。
強大な敵である竜との戦闘では女の子騎士達は活躍せず、凛々しさがあまり伝わってこなかった。
また、ストーリーが一本道。
これも痛い。
バットエンドもなく緊張感の無い竜との戦闘になってしまった。
私が凌辱描写や死を向かえるバットエンドへの抵抗が無いだけなのかもしれないが、そういった緊張感があれば名作になったかもしれない。
文句ばかり書きましたが、総じてストレスなく遊びやすいゲームです。とんがるよりこれくらいの方が売れるのかもしれません。