絵だけで80点以上の作品と思ったのだが・・
不満点が3つ。
1、ボリュームが不足。
シナリオは各ヒロインごとに展開が異なり、悪くは無いものの、短すぎ。攻略対象4名(しかもうち1名はEND間近まで共通)なのに、1PLAY2時間程度。1日あたりの文章が少ない。無駄に長くても良くないが、せめてこの1.5~2倍くらいのテキスト量が欲しかった。
2、Hシーンに至る過程がかなり疑問。
主人公は、生きるために「生」を受けなければならず、そのためにはHが必要といういかにもエロゲーらしい設定。
だが、このときに主人公が得た力は、強制的にヒロインの意思を肉体関係を求めるようにするというもの。これでは犯りゲー、陵辱ゲーみたい。えちぃの回数自体も多すぎて、シナリオとのバランスが悪い。
また、この力により肉体関係を持っても、ヒロインはこのことを全く記憶が無いままシナリオが進む。特定のヒロインばかりとHしすぎるとBADENDとなるので、攻略対象以外ともHしなければならない。これでは、攻略対象以外のヒロインを犯り捨てているのと同じ。など、読み進めていて不自然に感じた。
3、ヒロインが魅力的でない
こもれびに揺れる魂のこえが良すぎたのかもしれないが、ヒロインが魅力的でない。原画家はお気に入りなのだが、こよりは男みたいで感情移入できず、沙耶は結構身長が高い。香澄は胸が大きい。真綾は性格が好きになれなかった。最後に期待していたエアリオは、香澄の「姉」という設定でがっかり。(もちろん穂波は論外)
他にも、シーン回想の回収が面倒なうえ、HCGは使い回しばかりなので作業ゲーに感じる。
システムがキーボードに未対応など、細かい不満点は多数。
パッケージから少なくとも80点くらいは・・と思っていただけに残念。ちなみに、絵師が好みの人でなくてこの内容なら、50点か60点。
プレイ時間(攻略見て)
初回 約1時間55分 香澄END
全ヒロインクリア 約5時間
CG、回想コンプ 約7時間