分割だが、単体でも下手な商業作品に劣らない。そして妥協しない表現も健在。絶対に納得いく形で完結させて欲しい。
プレイ時間は、本編が約11時間45分、おまけが1時間弱。
合計で12時間半くらい。
選択肢はあるが基本1本道。
3000円だが、商業作品に劣らないクオリティー(SAVE、LOADが若干使いづらいが)で、費用対効果でも優れている。
分割販売に関しては、初めから分割だと告知されているのでこれによる減点は無し。
絶対に納得いく形で完結させて欲しい。
シナリオはやや下ネタがしつこい部分や展開が遅い個所、少し話が強引な個所ある。
だが、予想外の展開もあり、読んでいて普通に面白かった。
本編でエロが無く、その後におまけみたいな形でエロがある。
これは椎子ラブとのコラボで、攻略対象は苺と椎子。
椎子はランドセル背負っている。どうせなら苺もランドセル背負って欲しかった。
本編でランドセル表現は無し。
メインヒロインの苺は9歳だが、彼女以外にも18歳以下のヒロインに対して実年齢が明記されている。
多くの同人サークルや販売サイトなどが、自主規制してしまうであろう表現を妥協しない姿勢はやはり凄い。
ゲーム中では、表現規制に反対するようなメッセージも結構出て来る。
このサークルが言うと、非常に説得力がある。
制作者は、「この作品が完結するまでは絶対死ねん!!」などと語っていたけれども、その前に変な法律が可決されてこのサークルが表現したいことが違法になってしまう可能性が無いとは言い切れない。
先の衆議院議員選挙の結果は、表現規制にとってはマイナスかもしれない。
でも、私も地元の議員や候補と接触する、規制反対団体に献金するなど、自分なりにできることはしている。
完結前に国家権力によって表現の自由や言論の自由、思想の自由が制限され、制作したいものが制作できないような状況には絶対になって欲しくない。
この感想見ている人がいたら、表現の自由や言論の自由、思想の自由が制限されないように、できる範囲でいいから動いて欲しいと思う。