アッシュどこいった!
あやかし人とBBではあやかし人のほうが断然好きだったのですが、この作品ではBB勢頑張ってます。
BBではキャラクターにあまり魅力を感じなかったのですが、今回はそんなことは無かったです。
やはり延々と続く‘独り語り‘を自重してくれたおかげでしょうか。
皆が皆、軽快に動きまわれていた感じです。特にアルフレッド活き活きし過ぎだろw
作品のコラボレーションのおかげかBBの陰鬱な空気が、
あやかし人の楽しげな空気に引っ張られている印象を受けました。
(あやかし人では不幸を抱えた時、良い方向にせよ悪い方向にせよ先に進んでいく印象があり、
BBでは不幸を抱えた時、その不幸に酔ってずぶずぶと沈んでいく印象をうけました)
しかしながら、どうもしっくりとこないものもあります。
九鬼先生編でのコゼットの立ち位置というか考えがそうなのですが、
前作では、自分に非は無いものの屋敷を放逐(援助はされてるが)されたコゼットが
自分の体を換え正体をひた隠し、命をかけて主を守るという正に主従の絆の強さをみせてくれます。
そんなコレットが今作では、突如現れた正体不明の子供をたいしたやりとりもなしに自分の主よりあっさり優先させてしまっています。
FDですし話の‘肝‘が違ってくるのもわかるのですが、なんだかな~と若干冷めてしまいました。
あやかし人とBBのキャラが入り乱れるバトルも、BBの時のようにやたらと重々しく無く軽快でよかったです。
前作ではあれほどしぶとかったキャラ達が、あっさりと死んでしまうのも偽物故なのかはわかりませんが・・・。
自分の中で今作最大の問題点を挙げると、悪役にあまり魅力を感じなかったこと。
やはり悪役にも悪役なりの美学というか信念が必要だと思います。
前作にはあったそれが、今作にはあまり感じられませんでした。
あとルダいるならベイルの人型も是非登場させて欲しかった。BBではとても素敵だったので。