当初抱いていた印象とは違いました
多少の前知識がある状態で、病みゲーあるいはドッキリホラーゲーとしての怪作だという前評判でプレイしました。
結果として想像していた以上にこれはギャルゲーでした。
終ノ空やジサツと同じような心象で始めていたので、ヒロインが壊れていく描写等に楽しみを見出していたがそれも2週目まで。3週目に到達してからは真に作品との対話を成すという意味でこれ以上の成功例はないのではなかろうかとの思いでした。
(ストーリー自体としても、演出としても、その後のLibitina絡みの考察要素も)
そしてこれまで世界を維持してきたモニカが、プレイヤーのみならず第二のモニカとして踏み出したサヨリを救うあの展開はグランドフィナーレとしてパーフェクトではないでしょか。あなたはこうなってダメと言うモニカの声が聞こえる様でした。
読了後も考察やシーンへの理解を深める遊びにふけり、大変満足なプレイ体験をさせてもらいました。