「いつものHOOKSOFT」で買うと大変なことに!
※とりわけ千里に関する重大なネタバレを含んでおりますので、まだPriministArを買うか検討中の方、千里ルートを終わらせていない方はそのままリターンすることをお勧めします。
とある3つのゲームで鬱耐性に大打撃を与え、HOOKSOFTのゲームに「逃げ込む」ようになって早4年。実は3年ほど前からPriministArの存在は知っていたのですが、ここのレビューにもある通り、「約1名ドタバタ学園劇から程遠い存在にいる」ことを知ってしまったがために気にはなるんだけれど手が出せない状態が長く続きました。
つい先日、自分の鬱耐性よりも興味のほうが勝ってきたために、購入を決意、レビューの皆さんが「千里だけは後にしたほうがいい」と書いてくださっているのにもかかわらず、初めから千里ルートへ直行していきました。
結論から申し上げますと、千里さんの結末を知っていたにもかかわらず、ほぼ瞳から光を失った主人公との屋上のシーンでは、気づいたら私が涙を流していました。(というかHOOKSOFTのイラストで目からハイライトが消えていくシーンを見ることになるとは思いもよりませんでした。)
途中、千里の症状がどんどん進行していく具合も割と生々しく描かれており、心にズシンと響くところが数多くあったため、読むのが止まりかけた個所もありましたが、千里の母の優しさ、千里自身の優しさ、主人公の優しさに後押しされ、事実は重く避けられなく、辛いものだったとしても、乗り越えていけるのではないか、いや、確実に乗り越えていける、と確信しました。
また、共通では完全に性格が残念な子であった流々子先輩についても、千里さんの異変にいち早く気づいた人であることを知り、好感度がちょっと上がりました。そして失明直前に気づいた三澄さん達の電話の言葉ー。この子の物語は過去5年の中ではトップクラスで好きなものとなりました。散々悩みましたが本当に購入してよかったです。
唯一、言いたいことがあるとするならば、お帰り会、もう少し詳しく読みたかったかな、と。
次にプレイしたつばさ編につきましては、これぞ「いつものHOOKSOFT」ともいえる、イチャイチャラブラブゲーでした。花蓮さん、ほんとアンタいい人だよ・・・気づけばつばささんよりもそちらの方に感情移入してしまっていることさえありました。そういえば、HOOKSOFTでメインヒロインとのhシーンが5回もあるなんて(かのこさんだけ4回・・・なぜだ(^^; )、いつもより(といいつつStrawberry Notes、Lovely Quest、Honey Comingしかやってませんが)多く感じました。・・・感じただけ? ※但しパッチを入れていないと攻略できるサブキャラクターは流々子先輩だけですが)現在のところ、hシーンで判断すると、この子がこの作品で1番だったりします。パイズリシーンでノックアウト致しました(w
そして次にプレイしたのはノーマルエンド(あれは小糸ルートといって良いのだろうか・・・)。私はシーン回想モードから直接ノーマルエンドを見ましたが、誰とも付き合わないエンドなんてノーマルと言わずバッドみたいな終わり方をするだろう、と思いきやこれがなかなかいいストーリーで、雷雨の中帰ってくる小糸の母のためにお風呂を沸かしてあげるといった行動や、落雷の為に怖がって春近に抱きつく小学生の年相応の行動、そんな中、まだ先と分かりつつも「誰とも結ばれなかったら将来のお嫁さんになる」といった背伸びした発言もとても可愛らしいものでした。そして春近の優しさはここでも発揮。確かにいろんな女性から持ち上げられすぎという意見もありますし、そこは私もわかりますが、それでもこういったシーンを見ると「かっこよくて、いい奴なんだなぁ」と思ってしまいますね。手先も器用ですし。 ・・・まぁ、料理の腕の壊滅具合は凄まじいものだけれど。。。(^^;
次にプレイしたのは幽霊さんのルート。サブルートってあんまり行かないのですが、ver2.00+αへ更新しましたし、せっかくなので寄り道して進んでみました。
幽霊、とはありますが・・・なんてかわいい幽霊なのでしょうwドジだし何といっても容姿がかわいい(さすが絵師さん、幽霊さえもかわいく描きよる)です。でも、気合で念じる?ことによって春近の意思関係なく彼女の思うままにできてしまうといったところは、ストーリーを読み終えた後、冷静に考えると結構怖い子じゃね?wと思いました(^^;
春近を追いかけ回した挙句、プレゼントを渡されたものの恩返しと称して自慰、疑似フェラ?を行った後、誰かと楽しく会話するという目的が達成された後、成仏していくところで感動に持っていこうとしたのが多少強引に見えて、感情を置いてけぼりにされた気がしましたが、サブルートなのでそこは仕方がないかもしれませんね。でもオチの所は面白かったです。めっちゃ笑いました。汐路さん、グッジョブ! いい反応w 意外と面白かったので+2点追加しておきます。(2018年3月24日更新)
そして次に進めた汐路さんのお話。最初はちょっと苦手かもしれない、と最後にやるつもりでしたが、ふと思い立ってこのルートに進みました。当初の予想とは反面、やっていてすごい面白かったです。共通ルートでの主人公とのやり取り。見ていて笑いましたw (まぁお命狙われているので主人公は気が気ではないでしょうが(^^; )
そして訓練(意味深)でニヤニヤさせてもらいました。ご馳走様です。
あと、思ったんですが、ここの小学生たちスペック高すぎるんじゃないですかね? ぶっちゃけメインヒロインより大人びてそう?なのがちらほらと・・・w(^^;
由芽の父親・・・? ああ、そんなのいたっけな(遠い目)
最後のおまけにある、汐路さんのCommunication、どれもクスッと来ましたが、特に「02」はすごい好きですね。やっぱあのドタバタ劇がHOOKSOFTさんらしいですw
そして、ちょっとだけ、ラグビー部を見直しました。アンタら意外といいことするじゃない。
・・・ここに来るまでのラグビー部のPITの内容が酷かったけど(^^;
(でもやっぱり共通編のあの行動は嫌いですけどね(^^; )
そして、何気に今までプレイしたゲームの中で、立ち絵については一番好きだったりします。
汐路さん、カッコイイです(^q^)
そして、メインヒロインを全部終わらせた今、何気にhシーンを一番再生している子だったりします。(シャワー室での手コキ→騎乗位)
主人公がウラヤマシイ・・・(2018年4月29日更新)
次に進めたのは、三澄さんのお話。少し横を向いている仕草の立ち絵にコロッといってしまいました。かわいい、そしてエッロイ。いや、あのピロートーク中の上半身の姿、胸が強調されていて、あれだけでもイケそうでした。
ストーリーにつきましては、継花母のキャラ崩壊?っぷりに驚愕したと同時に「誰だお前!?」となり、このインパクトで他のストーリーがあんまり入っていませんw
ですが、ラストは違います。やっぱり家族は笑顔が一番ですよ。主に流々子先輩の泣き顔に強烈な印象が残りましたが。主人公もよくやったと思ったのと同時に、よくもまぁ、こんなデリケートで危険な橋を渡ろうと思ったなと。失敗したらどうするつもりだったんだろう・・・(2018年4月29日更新)
最後に進めたかのこさん。感想としては「楽しかった」ってのが一番です。
これだけだと最早中身もヘッタクレもない感想ですが、PriministAr のヒロインの中では一番この感想があっているような気がします。ちょっとシナリオライターさん、温厚なかのこさんを怒らせ(ギャグ的な意味で)すぎてんよー。そこめっちゃニヤニヤできたので、付近でセーブしてよく見返していますがw ただエンディング、だいぶ時が飛んだなーと、そこだけ気にはなりましたが、やっぱり笑えるシーンが多かったので気にしなかったことにしますw(2018年4月29日更新)
現在エンディングまで進めたのはここまで。後は後日プレイし、感想をつけ足していく形となりますが(点数も場合によっては変動するかもしれませんね)、ここまでは主にプラス面の感想です。勿論マイナス面の感想もありますので、書いていきたいと思います。
まず、(ディスク版ver1.00については)プレイする前にボイス等の不具合を解消させるパッチを入れなくてはならないこと。無くてもできるのですが、三澄さんに惹かれた方は特に強く推奨します。最初辺り三澄さんのボイスが他の子と比べてかなり低いので。また、Strawberry Notesで言う「リコレクション」(PriministArでは「シーン回想モード」となっていますが)がパッチを入れないと出てこないため、それが欲しい方も強く推奨します(私は誤字脱字音声不具合よりも「シーン回想モード」が無かったのが一番の痛手でした)。容量がかなり大きいため(1GB以上!)、ダウンロードにも時間がかかることは念頭に置かなくてはなりません。
※ダウンロード版につきましては、あまりよくわかっていないため、各自確認していただけると幸いです。私が持っていたのがディスク版のver1.00だったもので・・・
※つばさエンド終了後に不具合修正パッチを取り入れましたが、千里さんの声の質が少し変わっているような気がしました。修正後に声を聴いたらなんか、うまく表現できているかはわかりませんが、常時廊下で声を聞いているような響きが・・・ マイクに近づきすぎたんですかね? その辺の事情にはまるで詳しくないため全くわかりませんが・・・
千里さんの声は修正前のほうがいいですが、かといって本来の声は修正後の声ということでしょうから、それが本来の「千里さん」でしょうし、今更元のバージョンに戻すのも面倒だし、そもそも他の不具合はこれで解消されているっぽいですし、なんだかなぁ・・・ってところです。システム面にー5点を追加しておきます。(2018年3月24日更新)
そしてPIT機能。
やはりどうしてもStrawberry Notes と比べたくなくても比べてしまいますが、ノリは前作と変わりません。しかし、千里ルートにおきまして、特に後半、存在が空気と化します。PIT目当てでPriministArをプレイするのなら、私なら一旦止めに入るかもしれません。
そしてラグビー部。
お 前 ら 絶 対 に 許 さ ね え 。
春近の周りにだけ女の子が集まるのがうらやましいのはわかる。
小さい子が好き、というのも、まぁ、それについてとやかく言うことはしない。
だ が 、
テメェらが雄叫びを上げながら由芽ちゃんと小糸ちゃんに(両方とも小学生)向かって突進すればどうなるかわかるだろうが!? 汐路さん、コイツらです。
・・・まぁ、冗談は置いておきまして、コイツらが原因で共通編だけについてはHOOKSOFT史上最低評価をつけさせて頂きます(普段共通編については点数の評価をつけませんが、あまりにも気に障ったため)
というわけで、今回は(千里さん95点+つばささん60点+汐路さん85点+三澄さん70点+かのこさん75点)÷5と、ノーマルエンドに+10点ーシステム10点ーラグビー部10点+幽霊さんのルート2点で69点という結果が私の中で一番満足のいく点数となりました。
(※今後変わっていく可能性あり)
最後に。
千里さんのお話は、見る人によって好き嫌いがはっきり分かれる一つだと思います。それでもいいと思うのです。ドタバタ学園ラブコメディのキャッキャウフフの中に一つだけビターチョコが混じっている。そんなPriministArをプレイして、HOOKSOFTの作品がまた一つ、好きになっていきました。