これだよこれ。このどこかインチキくさいジャパニーズファンタジーデザイン&テイスト。正直最高です。でも次からはもっとパンツを見せてね。萌えチックファンタジーにはいくらパンツがあっても良いと俺は思うんだよ。
二週目やる程の深みはなかったけど、一週目のプレイ自体はかなり楽しめた。
最近のだとDAITEIKOKUや雪鬼屋より密度が濃かった気がする。
前作の魔王戦記と違って今回は繰り返される戦闘に飽きを感じなかった。
と言うのも魔王戦記はプレイ時間中8割方を戦闘に割かざるを得ない仕様で
(いわゆる無限即湧き、パッチで改善されたらしいけど)、変化も乏しく直ぐに飽きてしまったんだけど、
今回は考える価値のある要素が色々絡み合った上でのダンジョン戦闘になっていて、かなり改善されてる。
展開もスピーディーだしね。
で、その色々な要素というのが
・まず強い武器防具を作る、これはまあ何も考えなくてもできる。
・作った武器防具を冒険者に買わせる、これは管理が必要で
上手い事やらないと望みのキャラに望みのものを買わせるのが難しい。
・冒険者にスキルを設定する。いくらでもやり直しOKな上に最終的にはどの冒険者も
殆ど同じ構成になるので高い評価はできないけど、道中のアクセントとしては悪くない。
・冒険者の配置。敵の数を多くする、または多くのダンジョンを同時に攻略させると
得られるものも増えるが、その分難易度も上がる。
自然とギリギリ目一杯稼げるような配置を目指したくなるようにできてる。
・主人公は外部から介入できるようになってる(外から遠隔で魔法を使っているという設定)。
特定PTをひいきすれば低レベルでも高Lvダンジョンをクリアできるし、全PTの面倒を見ようとすると
かなり忙しい。これもプレイスタイルによって色々な取り組み方ができる。
これだけの要素があるので、いじくろうと思えばほぼ毎ターンどこかは改良できるし
めんどくさければしばらく放っておいても別になんの問題もない。
設定いじったり放置したり女の子とエッチしたり建築したりと
色々やって大体満足してきた辺りで丁度クリアに到達した。
作業量とゲーム進行のバランスはかなり良い。前作はこれが悪すぎだったんだよね。
ただ難易度はあってないようなものなので、プレイしてて歯応えを感じる事はなかったな。
作業そのものを面白いと思えている内にクリアという感じ。
しかしタイトルの意味通り「街作り」の部分、これは主要素になりえる程のものではないね。
正直底が浅いと言うか、あんまり考える事もなかった。お金が溜まったら適当に建築するだけ。
まあ施設が色々増えていくのはそれなりに楽しいけどね。
ここのサークルは萌え絵丸出しの癖に妙に濃いシチュエーションを入れてくれるのが好きだったんだけど
(前作の寝取られは嬉しかった)、今回はあんまり背徳感がないね。
一応「恋人持ち」「夫持ち」がいるにはいるんだけど、あんまり「ダメぇ」って言ってくれない。結構ノリノリ。
「貴方の事は嫌いじゃないしどっちかって言うと好きだけどでも私には大事な人が、ああでも体が反応しちゃう、ダメ、ダメぇ…」
~
「イグっ!!イギます!!イグうううううッッッ!!!」
っていう葛藤と気持ちよさに負けちゃう描写がね、もっと欲しいんだ俺は。
どうせ寝取りとか入れてくれるならさ。いや別にいぐうとまで言わなくてもいいけど。
前作よりは多少改善したけど、相変わらずエロテキストは短いし。なんかすごくもったいないと思う。
そう言えば原画変わったのかな?同じヘタウマでも前の人の方が好きだったなあ。悪いとまでは言わないけどね。
で、パンツです。パンツ。問題のパンツ。
エロシーンのある女の子は半端なのも含めて合計11人いる訳ですが(その内8人が冒険者)
冒険者な格好のままパンツを見せてくれるのはその内たった二人なんです。あと村娘が一人。
というか殆どのキャラがセクロス時にすっぽんぽんになる。これは一体どういう事なの?
魔法少女もののエロゲーってあるじゃないですか。魔法少女ものなのにエロシーンで全裸になられたら
これはもう、意味がないじゃないですか。というか戦争が起きてもおかしくないじゃないですか。
魔法少女は脱いだらもう魔法少女じゃない訳です。
ファンタジーでも同じ事が言えると僕は思います。
脱いだらそれはもう勇者さんでも僧侶さんでもないと思うんです。
つまり誰がどう見ても萌えファンタジーチックなこのゲームにおいて
ファンタジーパンツはたったの3枚しかないんです。11人もいるのに。
ウウ…ウウウオアアーーーッッッ!!!という感じです。そしてとても悲しいです;;
まあ、全体的に見ると良く出来てると思うよ。クリアした時にしっかりと「遊んだ感」があったしね。
もう「同人にしては」なんて言葉をつける必要もなさそう。
更なる次回作が出る事を期待したいところだね。あとパンツもね。