キラリと光るものが無いとは言えないので、点数をつけるにあたり少々悩みました。しかし完成することを放棄しなかった他の作品に失礼にならないように、と、この点数に落ち着きました。
いまさらのプレイたけど、これでもヒロインに魅力を感じ予約購入したのであります。
ので、未完成品という結果に対して、批判する権利は持っていると思い得点は低くしました。
明らかにメインヒロイン級と思われる瑠璃シナリオが無いのは、作品に中心となる柱が抜けていると同じ状態、只の雰囲気ゲーと成り下がっていると言い切っていいと思う。
他の作品でも明らかに作成打ち切りと思われる作品(サブヒロインカットや中抜き作品)を経験してきた僕も、メインヒロインのシナリオが抜けているのは始めての経験。そりゃ、レビューが荒れるわ。
【プラスポイント】
・ヒロイン達に罪はなかった。と言いたいほど彼女たちは可愛らしかった。髪型や服装に変化があるのが特に僕の心を鷲づかみであります。絵師、ライター、声優、このチームは愛らしいヒロインを描く能力については高レベルと言って良いと思います。
・主人公をただただ甘やかすその世界は最高にやさしく、素敵でした。雰囲気デーとしては最高位にあたる作品なのでは。
【マイナスポイント】
・メインヒロインのシナリオが結局出来上がる前に、作成時間がかなり経過してしまったのだろう。未完成で発売。やはりこれが最大の減点要因。
・愛先生の処女設定は正直引いてしまった。絶対要らない。
・撫子シナリオは他のシナリオと毛色が違いすぎ。まじめに作る気がなかったのか。
・小夜シナリオは作り手が力尽きたとポイントと思われるほど、最後がぶちきり終了。好きなヒロインだっただけに悲しかったです。
ヒロインが可愛らしく雰囲気が素敵。なので本当はもっと得点を乗せたかった。ので、メインシナリオ抜きを理由に点数を下げざるおえなかったのが正直残念でした。可愛らしいヒロインを描く能力は高いのだから、はじめからシナリオには妥協して、萌えゲーとして究極を目指していれば、もっと違う作品になったと思うのは、僕だけでしょうか。