めちゃしこ。頭で考えるのはよそう。
共通:太陽が全般的に不憫だけど、現実ってこんなものだし、その分前向きさとその後の幸福が際立っていたように思うのでそこまで-ではないかと。共通の時点で大方のヒロインの好感度をマックスにしてしまっている気がするので、そこはちょっと節操なしな感じが出ているかもしれない。
聖:エロすぎ。シコ。露出最高。エロシーンにおける聖のかわいさは文句なし。ただ聖と智慧の関係が描かれる部分がつらい。ちょっと嫌な子って感じがしてしまう。自分に自身を持つ、ということがこのルートの肝だったわけだけど、自分に自身を持った結果としての聖がちょっとグイグイいきすぎていて違和感というか、僕が攻略したかったのはこの娘じゃないという感じもした。いきなり最後で生徒会長になっているのもそう思った一因かも。流れとしてはおかしいわけではないけれど、流石に間の描写を省きすぎていて、そこにはもっとドラマがあってしかるべきだろうと思います。
水菜:とてもかわいい。聖ルートと比べると他ヒロインとの関係性でつらい思いをすることが少なかった。聖と水菜という関係だからかもしれない。というか聖は多分失恋する方が輝くタイプの性格をしていたんじゃないか(物語的に)。スマート会長の思惑が十分に描ききれていないように感じます。そのせいで会長が最後こそなんかそれっぽく引いてくれたけど基本的に悪役であるという構図から抜け切れていないのではないかと。悪役として描くならもう少しカタルシスを得られるような展開が必要だと思うし、会長なりに孫娘を思っているんだって感じならおじいちゃんと孫とかそんな感じの交流を入れるべきだと思う。
朝顔:兄と妹が恋愛する話、ともだちとは何かという話、人工知能と向き合う話、どれとしてもこれは最低限押さえておいて欲しいと思うような展開を抑えてくれていて非常にまとまっているシナリオだと思う。トラウマの話が出てきた時はもしかしてトラウマ源になった2人の友達が出てくるんじゃないかと少し不安になったけどそういう安易な展開もなくてGOODです。最後ベルと攻防するところがちょっと動作が重かったかな。
白草姉妹:今回最もシナリオ面で不遇だったのではないか。だからこそここであえてまとめて書きます。多分だけどなまじっか両方を取るシナリオを追加してしまった分CGやら文量やらの労力が分散されてしまったのではないでしょうか。めばえルートでは流石にあれだけの大事件を起こしておいて(あの事件自体はココロファンクションの機能からみても妥当だしちょっとドキドキする感じのエロさがあったし好きだけど)その後の処理を描かないというのは無理があると思う。描かれなくても良い部分というのは当然あるけど、あれは描かれるべき部分でしょう。曲がりなりにも事件の張本人が幸せになった所でおわり~というのはね、違うんじゃないでしょうか。いぶきルートはまだ問題がいぶきちゃん個人の評価ってところだからこれでいいのかもしれないけど、それでもやっぱり別人格との対話(別れ?)を描くなら最後のちょっとだけじゃ足りないと思います。そして何よりも双子なんだから恋人にならなかった方と向き合う話が必要なんじゃないでしょうか。どっちのルートでもその部分が完全に抜けていてこれで納得できるかと言われるとできませんよ。らぶらぶ3Pは確かにとてもいいものでした、シコりました。でも、それでも、各人のルートがこんな感じで短くまとめられてしまうくらいなら3Pルートを付けなくても良かったのではないか。
(追記)
めばえルートでしでかした事件、結構大事件なんじゃないかとも思ったんだけど。幸せな夢にとらえてしまうって半分麻薬中毒者を40人出したようなものだし、そのあとちゃんと社会復帰できるのかなとかめばえちゃんはどう謝るのかなとか。でもまぁ楽しいことがあって、そっちの優先度を高めすぎてしまうという点ではエロゲにハマっている時の僕とそこまで違う状態でもないし、やけに良識ある学生(として他ルートでも描かれている)のみなさん、特に生徒会メンバーなんかはまあめばえちゃんがちゃんと謝罪をしてかつもう夢を見せないってことを伝えればそれなりに心の整理をつけてまた日常生活に戻っていけるのだろうと言う結論に至りました。ほかの人も感想で言ってたりしたけど、このゲームのシナリオについて細かい部分まであれこれ言ってもしょうがないと思うし(細かい部分じゃないと思うけど)、萌えゲー寄りの抜きゲーとして捉えておくのが一番幸せなんじゃないかということで思考を手打ちすることにしました。これだけご都合主義的な脳天気ワールドだしきっと大丈夫だよ。うん。