魅力的なキャラクター達が織り成す、重厚かつ壮大な物語。人生で一度はプレイしておくべき!
クリア後の感慨深さが比類ない作品。作中で提示された解を受け取ると、東京スカイツリーとか巨大な建造物を下から見上げた時のような圧倒される感覚を覚え、そのスケールの絶大さに思わず萎縮してしまう。けれど受け取った解を咀嚼すると、1IqK2aaj2JqA07Gn07Ky1Y2j17SG07Ge07K407G207Gb1bKp07K/07GT07GW07G007K707Ky07Geこそが解で、実は萎縮する必要など無いことに気づく。結局、作品に込められたメッセージを胸に日々生きていこうという前向きな感情が読後感となって清々しく、Rewriteはゲームの枠を超えた作品だと思わせられる。
作中では、1Iim16W807Ge1bqa1bqr07Ge1qaJ1aCh1rCX07Ki1rmJ1biU07Gn07GW07G607K607Cx07Gj07K807Gf17+O1Z6v1Iim16W807Gb07Ky1Y2j07GW07Gf07Kx07K507K807K707Ky07Ge07GQ07G807Cx1Z6v2aqr07Gf07Ol07KR07OD07KP07KI07OM16q007Ga2JeT1oGK07Gf1qyr07Kx07Ga07G007Cy07GQ07GY07Gn07GW07Ky07Cx1Iim16W807Ki1p2T07Gn07G01qaJ1aCh07Gb1YC+07G/07Ge07Gf07Gt07Gj07Gb16Sv07G907K71IqK2aaj07Gv07GR07Cy15ie1qe/16q007Ga2JuW07Kx07Ki1r2Y07GW1bm92bCC07Gn14aq07Gh07K707Gj07GY07Gj07Gt07G807Cx16Sv1aGN07GY07Gn07GW1p2T07Gn07G007Gj07GY07Ga07Kj07GQ07K907G207Cyそう思えるような説得力や、生命を包み込む深い愛が物語を通して伝わってきた。
他に、この作品をプレイして得られるのは、視野狭窄から脱し俯瞰的に物事を捉える達観、先入観や固定観念を壊し多様性を排除するのではなく受容する器、人類という種としての当事者意識、と自分は思った。これら以外にも得られるものは沢山あるはず。
Rewriteはkey作品の中でも毛色が異なり異質さを感じる。そのため、期待していたのとは違う物語展開を受けて途中でGIVE UPする人も多いよう。だが、途中を楽しめたかどうかは関係なく、最終的に地球という星に生きる一人の生命として大切なことを知ることができる作品ではあるため、食わず嫌いせずにプレイしてみて欲しい。クリア後は特別な何かが心に残り、きっとそれは得難い体験だと思うので。
(珍しく真面目なトーンで書いてしまった。Rewriteに向き合うと自然にそういう気分になるから不思議だ。でもまあ、堅苦しく書くのは面倒くさいし読みづらいしってことで、こっからは崩して書こう)
↑で大層なことを書いた割に83点て、そんな高くねえじゃんと自分で思うし、この点数を訝しむ人もいるかもなんで83点の理由を書く。
理由の一つ目は、個別ルート全クリア後にプレイすることになるグランドエンディングへと至る「Moon」と「Terra」。この二つのシナリオで盛り上がりに欠けたから。この盛り上がりに欠けた感じを的確に言い表している感想があって(誰かが書いてたと思うんだけど)、
「Refrainでしくじったリトルバスターズ(意訳)」という感想(全然違ってたらごめん)。
これ読んだとき腹落ちした。
そうなんだよ!グランドルートだから物凄く期待してプレイするんだけど、Rewriteの場合その期待を超えてこないというか、リトバスみたいにドカっと感情が押し寄せてくることはなく、じわじわと情緒がめちゃくちゃにされる感じだから、瞬間の勢いとか、印象で言うとRewriteはリトバスより弱い。感動はするんだけど泣くタイプの感動じゃないんだよな。(リトバス知らない人には伝わらないか…)
Rewriteはクリアして一週間は他のゲームプレイしてても集中できない、身が入らない状態になってしまうくらい引きずる強烈な作品ではあるけど、じゃあリトバスとどっちが良かったかと言われるとリトバスと即答できてしまうあたり本当に奇妙。恐らくリトバスの方が万人受けする作品で、Rewriteはノベルゲー玄人向けかもしれないな。理解が難しいという感想も散見されて、自分も実は細部は説明できない浅い理解だから、たぶん難しめなんだとは思う。重要な解の部分も明言はされないしな。そういう部分のない(個別にはあったかもしれないが…)リトバスの方がシンプルに食らうからリトバスの方が面白いと即答してしまうのかな。でもRewriteはリトバスとは全く違った良さがあって、正直比較するようなもんでもないくらいに内容がかけ離れてるから、とりまやってみてくれとしか言えんな。
「Moon」、「Terra」で泣くことはなかった。Rewriteはグランドルートじゃなくて個別ルートで泣かせに来ていたかも?
個別ルートのラストは感動させに来てるな~とバレバレな感じだが、それでも目元を湿らせてくるあたりはさすがkeyと言ったところ。ただ個別ルートのラストで感動したのは事実として、ルート全体を総合的に見るとあまり楽しめなかったのが本音。
と、これが83点つけた二つ目の理由。
最初にプレイした小鳥ルートはそこそこ楽しめたが、以降プレイしたルートでは世界観やらキャラクター像の理解が追い付いて退屈に感じる部分が増えてくる。すると、投げるほど詰まらなくはないけれど、嬉々として進めるほど面白くはないなと感じてしまう。部分的に面白く、ラストはしっかり感動させにきていて、実際感動はするのだけど、そこに至るまでの、面白くも詰まらなくもない無の時間が長すぎて評価が落ちる。
(作品が変わったのか自分が変わったのか、或いはどっちもなのか、どうもギャグの刺さらなかった率が高めだった。主要キャラとのノリ、特に吉野や静流、江坂との絡みでは腹を抱えて笑うこともあったが、記憶を振り返るとギャグの大半は上滑りしていて、正直いたたまれない雰囲気を常に感じたプレイだったのが現実。ギャグセンは悪くないと思ったんだがな…)
本当は、80点台後半はつけたかったが、やはり個別ルートのマイナス点を「Moon」、「Terra」でひっくり返せなかったのが個人的に残念。自分がゲームを評価する際の基本骨子として、ゲームはプレイヤーを楽しませるものであるから、プレイヤーを退屈させてはいけないというのがある。ということで、やっていて退屈するようなゲームは結構減点するので80点台前半に。そこから相対評価で調整して83点と。そんな感じでした。
(「Moon」、「Terra」もやりようによってはもっと感動できたのではないかと思ってしまうのが惜しい。特に残念だったのが、鍵にあまり愛着がわかなかったこと。「Moon」、「Terra」ではメインのはずなのに、いまいち印象が薄いままでフィニッシュしてしまったような感じで、これが残念でならない。もっと愛着があれば…もしかしたら泣いたのかもしれないとか考えてしまう俺がいる)
少し未プレイ者向けに書いたためネタバレなし感想に設定してあるので、ちょっとネタバレなのかな…と思う部分は暗号化しました。本当に大したことは書いていないのだけれど、気になった人は(https://www.mcrypt.click/ja)で該当部分を復号してください。今更未プレイ者向け…というツッコミは甘んじて受け入れますっ。
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