五月の声が五月じゃない
各√オートモードで平均2時間52分でクリア。
二乃=四葉>五月>一花=みんなで>らいは=三玖√の順で良かった。
まず一番言いたいことは、五月の声が全然五月じゃありません。
アニメ1期、2期、映画、アニメ公式ツイッターの動画、映画版のゲーム等の五月を聞く限り、すべて中野五月というキャラクターの声に聞こえます。
しかし、このゲームの五月の声は全体を通して少し高く明るめです。
まず自分の耳を疑いましたが、アニメ等を再度聴き比べた結果、このゲーム以外は五月の声として普通に認識できました。
このゲームの五月の声は、口調が五月っぽいだけの完全に別のキャラクターの声になっています。
残念ながら限定版のドラマCDも同様でした。
くそ気持ち悪いので途中から五月のボイスはオフにしてプレイしました。
水瀬いのりさんの声ならかわいいから何でもいいよ!みたいな声豚等は知りませんが、原作が好きでアニメを何周もし、映画版のゲームもプレイ済みというような人間からすると、このゲームの五月の声は違和感しかなく非常に不快です。
これは声優さんがどうこうというより、全て開発元や音響監督の責任だと思います。
音響監督は 野川”ZILL”靖友 と イチハラ という方でした。(映画版はこの2人に加え小栗良之という方も参加されてます)
音響監督が同じである映画版のゲームでは通常の五月の声だったということは、こいつらが五等分の花嫁∬ ~夏の思い出も五等分~を作るに当たり、適当で雑な仕事をしたということでしょうね。
このゲームはキャラクターのステータス上げパートと各√のADVパートに分かれています。
普通にプレイすると各キャラクターのステータス上げはスキップモードを使い約1時間かかります。
このステータス上げという作業が非常に面倒です。ステータスだけなら全体を上げたセーブデータを使いまわせると思いますが、ステータスに加え好感度も上げなければならないため、面倒だったので結局全て最初からプレイし直しました。各√への行き方はマニュアルに書いています。らいは√が一番面倒でした。
作業パートでも一応キャラクターとの会話はあるのでそれなりに楽しめますが、同じことの繰り返しなため作業感が強いです。
本命のADVパートはオートモードでらいは√以外約2時間あります。
個人的に二乃と四葉√が一番楽しめました。二乃好きな方はニヤニヤできると思います。四葉√は一番無人島でのサバイバル感があり四葉も幸せそうで非常に良かったです。ついで五月√は一番くらいにしっかりと作られていましたが、五月の声が終わっているのと、ある会話で五月が絶対に言ってほしくないセリフ(五月のプロフィール参照)を言うので少々残念ではありましたが楽しめました。ガラスのハートをお持ちの方はご注意ください。次の一花とみんなで√は普通に良かったという印象でした。最後のらいはと三玖√は可もなく不可もなくという感じでした。
三玖のことはとても好きですが、この会社の2つのゲームではライターさんに恵まれなかったようです。
残念ながら風太郎ボイスはありませんでした。
立ち絵は差分や口パクのみでE-mote等はありません。
CGは各キャラ13枚+差分数枚+αあります。
各√作業1時間+ADV2時間という構成ですが、一人の√をクリアし最初の作業に慣れれば普通に楽しめました。
アニメや映画の五月を知っている純粋な五月好きの方にはおすすめできませんが、ただの声優好きな方や中野家の五つ子がみんな好きというような方なら楽しめると思います。
プレイ前は風太郎ボイスのない中身スカスカの手抜きゲーだと思っていましたが、終わってみると五月の声がおかしいことを除いて普通に楽しめました。
原作もアニメも終わってしまったので、中野家の五つ子成分に飢えている方はぜひこのゲームで補給してください。
ドラマCDも五月以外楽しめました。一花のシチュエーションが特に良かったです。三玖だけ若干他より長めでした。
シナリオディレクター 田山奈美
シナリオ 田山奈美 中澤厚志
三斑宏希 鷹羽蒼天 韮沢せり 小林久美子
※音響監督 野川”ZILL”靖友 イチハラ
DLCで風太郎ボイス追加してくださいお願いします。