熱い熱い熱いのであーる!!!
以下のニトロ作品はプレイ済み。
ファントム
ヴェドゴニア
沙耶の唄
鬼哭街
スマガ
(シュタゲ)
装甲悪鬼村正
ととの
凍京NECRO
モジカの子
攻略順は アル → 瑠璃 → ライカ
・アルルート
最初の方は、かなり怠かった。
主人公九郎もイマイチパッとしない性格。しかも、デモンべイン自体のデザインも結構ダサい(笑) ロボゲーでこれって致命的じゃねえか? 出てくる敵もドクターウェストとか、温すぎんだろ?とか思ったりして。 破壊ロボってなんだよ、クソゲー感半端ねえなあ・・・・と惰性で進める。
しかし、その怠い感じが中盤でパッと切り替わる。
アンチクロス、ティベリウス&ティトウスの覇道襲撃である。
この二人のアンチクロスは、清々しい程の濃いキャラの外道。
オイオイ、どうすんだよー?
そこからの、覇道瑠璃の執事ウィンフィールドVSティトウス戦が始まると、
最早目を離す事が出来ない。熱い。
真剣でしかも二刀流のアンチクロス相手に、拳闘で戦うウィンフィールド。
イベントCGは無い。状況は文字だけで伝えられる。
だが、頭の中で戦う二人のシーンが次々と浮かんでくる。
そう、まるで鬼哭街のように!装甲悪鬼村正のように!!
そうかそうか、このゲームは久しぶりのニトロプラスの伝統を引き継いだゲームなのだな。
次に、良かったシーン。
アル・アジフを失って失意の底に居る九郎。
それでも、アンチクロスと戦うべく一人で武装するがそこにかつての敵ドクターウェストが現れる。
え?ロボ子がデモンべインに乗って、九郎と一緒にデモンべインで戦う??
何だよ、それー
こんな展開、熱くならない方がおかしいだろ!?
序盤で、クソダサい敵だったドクターウェストが超カッコイイ。ロボ子が頼もしい。
クソダサいとか思ってて、本当にすみません。
そのまま、デモンべイン格納庫へアンチクロス、ティベリウス&ティトウス&クラウディウスの襲撃が続く。
再度、ティトウスが来た!!
もうね、歓喜ですよ。期待せざる得ない。
ウィンフィールドが絶対にやってくれる。
敵キャラなのに、ティトウスは魅力的すぎる。
この二人の戦いが熱すぎる。
ティベリウスも敵キャラとしては、魅力に溢れている。
外道を絵に描いたような発言に、腐乱した外見はキッチリと正しい悪を演じてくれている。
ティベリウスが好き勝手やっていると、チュドーン
メタトロン、おまえもカッコイイなあ。
アンチクロスの中では、上記二人が抜群に良いキャラをしていた。
クラウディウスを含む、他。おまえらは駄目だ。三下もいい所だ、出直してこい(笑)
最後に、マスターテリオン復活から最後までは、まさにニトロプラスのゲームのオーラス感が半端ではない。マスターテリオンが、完璧に九郎の好敵手を演じてくれている。ギリギリの戦いの緊張感が伝わってくる。二人とも、一歩も引かない。熱い、熱い、熱いよデモンべイン。
アルルートは、Happy EndとTrue Endが有りました。
個人的にはHappy Endの方が好きですが、True Endはニトロらしいエンドですね。
・瑠璃ルート
序盤は、瑠璃ルートもアルルートとほぼ変わらずだったので、どんどんスキップ。
アルルートでは、アルが途中で居なくなりますが、瑠璃ルートではどうなるのか・・・
九郎が重傷負い、昏睡しました(笑)
今度は九郎が、欠員になるのか~
これはこれで、面白い展開です。
ドクターウェストとロボ子は、アルルート同様仲間になってくれます。
お前等、やっぱり良いよ。イイ!!
そこからの、箱入り娘瑠璃がデモンべインの操者になり、アルと組む展開はやっぱり熱い!!
瑠璃のマギウススタイル、カッコイイですねー
次に気になるのは、最終章での、瑠璃ルートならではの、ウィンフィールドVSティトウス 第3ラウンドです。もうね、この戦いだけ見たいがために瑠璃ルートを進めてきたと言っても過言じゃないでしょう。滅茶苦茶、熱い戦いが繰り広げられるに違いない!
アレ!? ウィンフィールド、ティトウスを速殺っすか?!
ポカーン。。。
あれえええええええええええ!?ウッソだろお!?マジかよお。
いや、まあ脇役なのでそんなに戦いを長引かせるのも、微妙なのは理解できるのですが・・・
短すぎやしませんかね?ここだけは、かなり不満でした。宿敵同士の最後の戦いが、こんなでいいのか?!
瑠璃ルートにも、Happy EndとTrue Endが有りました。
Happy Endの方は、これ瑠璃はハッピーなのか!?という感想はさておき、展開にかなり圧倒されました。瑠璃のお話というより、時を超えて瑠璃との約束を果たす九郎に感動してしまった。これが、シュタゲが出る前の作品だというのですから驚きです。
そして、True End。Happy Endで少しビターな感情に浸っている所へ、こんな程度じゃ許しませんよと。ニトロプラスを舐めないで下さいよ、と。「いや・・・・まだだ!」の選択肢を選んだ後の展開は、背筋がゾクゾク。熱過ぎるでしょう、ニトロプラスさん(笑)
瑠璃ルートでは、断然True Endが好みです。
・ライカルート
正直、もうアル・瑠璃ルートでお腹一杯です。
しかしながら、メタトロンとサンダルフォンの謎が残っています。
そこが堀下げられる、と期待してプレイ続行です。
んー、序盤は大体共通なのですが、アホでも分かってしまう。ライカ=メタトロン(笑)
その後なのですが、ドクターウェストがハンテングホラーとかいうチートバイクを出してきた
辺りから、アル・瑠璃ルートとは違う雰囲気になってきました。
っていうか、このルートだけはニトロの趣味全開だよね!?バイクとか、ヴェドゴニアそのまんまだし(笑)
個人的には、結構ライカ=メタトロンっていう設定が上手く自分の中で馴染まなかった。
そこを納得させるだけの流れが不十分だったというか。
そして、アンチクロスのデウスマキナ相手にハンテングホラーだけで乗り切るのは、流石に
ご都合主義感が拭えなかったかな。
終盤は主人公は九郎というより、サンダルフォンだったし。
ただ、ライカENDは全ENDの中でファントムを彷彿とさせるビターなENDで、結構好みだった。
アル → 瑠璃 → ライカと攻略しましたが、正直、真逆にするべきだったと後悔しました。
ルートロック無しでは、ほとんどの方が初回でアルルートへ突入してしまうと思うのですが、それは良くなかったと思うのです。逆順にルートロックを掛けて欲しかったですね。
というのも、アルルート以外での終盤のアルが、かなり健気に九郎を思って行動してくれるので、プレイヤーに多少の罪悪感的なものが生じるからです。その想いに九郎が応えるのが、アルルートそのものなので、最初にアルルートをクリアしてしまうと、虚しくなってしまいます。
全部合わせると、瑠璃ルートが一番好みでした。次点でアル。
そうなんですよ、ニトロプラスの原点は、演出に頼らずとも少ないCGと地の文章の力で、
とてつもなく熱い戦いを描ける所にあると思うんですよね。やっぱり、ニトロゲーはこうじゃなきゃ、と再確認。それを極限まで突き詰めてしまった、凍京NECROも嫌いじゃないのですが、熱量ではやはりニトロ伝統形式作品の方が上になってしまう。
さらに、付け加えるならば、ニトロゲーの特徴には、"どのルートでも満足の行く展開が用意されている"事が挙げられるでしょう。瑠璃ルートはアルルートと比較しても遜色ない出来です。メインルート以外はスッカスカ、なんていう事が無いのがさらに作品の完成度を高めています。
シナリオ (25/25)
原画 (20/25)
BGM (15/25) エクストラにBGMモード何でねえんだよ(笑)
演出 (25/25)
total 85/100
個人的なニトロ作品の評価としては、
装甲悪鬼村正、鬼哭街、(シュタゲ)>ファントム、デモンべイン>凍京NECRO>>>(越えられない壁)>>>>>>スマガ>>モジカの子>>>>ととの