結局D.C.Ⅱはどう評価されるべきかを、自分なりにまとめてみました。
多くの評価を見ていて、D.C.Ⅱというゲームよりもサーカスという会社への酷評が目に付きます。逆もまた然りといったところでしょうか。
「二番煎じ」という評価が良くあるのですが・・・Ⅱですよ?D.C.Ⅱなのですよ??
「いかに上手く煎じ直すか」がこの作品の課題でしょうに、二番煎じと罵るのはおかしい気がしました。
次に、先にも述べたサーカスへの評価という点ですね。
D.C.Ⅱは、駄作を連発し、信用を失いつつあるサーカスが「ここいらで無難な作品を作ってユーザーを繋ぎとめよう」的な心理から生まれた作品であるということには、多くの人に賛同してもらえると思っています。
確かに制作動機としては不純なものが感じられますね。しかし、作品の評価にまでそれを持ってきてはいけないと思うわけです。言ってみれば全作品営利目的なわけですから。
D.C.Ⅱに目新しい、革新的な点はないでしょう。自分が今作で一番すごいと思ったのが、前作のⅡとして桜の設定を蘇らせる、また、繋げるアイデア。結構綺麗に理由付けされていたと思います。でも、そんなものはサーカスの一人相撲ですから、作品そのものの得点アップにはつながらないでしょう。
そんなことを加味していき、飽くまでも冷静に得点をつけるのであれば、
立ち絵・CG共になかなか綺麗
歌・ムービーも高レベル
シナリオは全体を通して並程度
システムはかなり上
そうなれば、シナリオ重視の人でも平均もしくは平均少し下。全体を見る人では平均以上の評価が妥当と思われるわけです。特に他と比べて悪質なところもみられませんし。
と、まぁD.C.Ⅱに関してあまりに横暴な評価が目立つ気がして、擁護するような形になってしまいましたが、可もなく不可もなく、気になるのであればやってみる価値くらいはあるということを伝えたかったわけです。長々と失礼いたしました。