まだ終わってないんですよね?では、待つことにしましょう。
とにかく演出はすごいです。
今まではAYAKASHIが一番でしたが、遥かに上を行くクオリティーでした。
CGの使い方が、もったいないと思ってしまうほどの頻度・質でした。
なるほど、こりゃ分割するしかないわ(笑)と、納得。
お話は、多分「はるのあしおと」を少なからず意識したものとなっています。
それは、前作からのファンの期待にどうしてもこたえる必要があり、まったく方向性の違う作品にしてしまうと多くの反発を呼ぶことが明らかだったからでしょう。
ですので、はるのあしおととよく似た雰囲気と方向性を持っています。
基本は成長ストーリーが書きたかったのでしょう。
宮子ルートは少しそれとは外れていた気がします。
たぶん作者の意図は、どちらかと言うと景シナリオにあったんじゃあないかと思われます。
災害から立ち直った町・音羽。
この舞台設定から少し読み取れる、崩れて起き上がる、その過程で身に付ける強さ・その成長。それが今回の柱なんじゃないかと思います。
宮子ルートは、そのほとんどが本編発売前に漫画などで公開されてしまっていることから、商業的掴みにでも使われた、ある意味作品内の捨てシナリオのようにも思えました。
とにかくfirst taleは、雨宮優子についての謎を深めさせるためのものと言ってよいでしょう。
ここまでの演出と雰囲気を持っていても、どうしても90点台にする気になれませんでした。
が、まだ終わってないんですよね?では、
待つことにしましょう。