純夏以外のキャラに魅力を感じなかったので、お話にのめりこめませんでした
マブラブ感想
【エクストラ編について】
・純夏
作中で最も魅力あるキャラだと思います。
冥夜が手料理をふるまうため、強制的にリゾートに飛ばされた純夏が、かえって来るなり、「アロハオエ~オエ~」としつこいくらい連発するのには笑わされました。
他にも純夏のシーンは、印象に残りました。
ただのイニDネタが面白いだけの学園ものかと思っていましたが、純夏の純粋な想いはとても好感が持てます。
冥夜がテスト期間中は料理を作るのを控えてはどうかと提案しますが、頑なに純夏は作ると言います。
その後の武と窓越しの会話の中で、
純夏「わたしにしか……できないことがあるの」
純夜「御剣さんには絶対にできないこと……」
それは料理、武は冥夜だって料理の一つくらいはできると反論しますが、
純夏「でもしないよ」
武「そりゃ、自分でしなくてもいいからな」
純夏「だけど、本当は作らなくちゃいけないんだよ。タケルちゃんのためなら」
武「……純夏?」
純夏「あはは……わたしにあるのは……そういう気持ちだけだから。
お金もないし、強くもないし、頭もよくないし……」
純夏「口にしないで伝えられる気持ちもあるし……言葉より本物だと思うんだ……」
【アンリミテッド編】
魅力的なキャラである純夏が回想のみで一切出てこないので、キャラの魅力を感じられませんでした。
分岐も必要性が感じられないほどの違いですし、キャラ自体に魅力を感じられなかったので、
最初にプレイした冥夜以外はスキップしてしまいました。
オルタをやるためにプレイしましたが、アンリミテッド編は終わってみれば肩透かしな内容でした。連続でオルタをプレイする人はいいですが、そうでなければ、オルタネイティブ計画4の失敗の唐突さと、5が発動してすぐに迎えるエンディングのあっけなさにがっかりしたと思います。
あまりの駆け足具合と作業のようにプレイする分岐のせいで、思い入れは生まれませんでした。
エンディングの武が語る「愛する人を命を懸けて守る、人類は負けないという」終わり方は良かったです。
【オルタ】
純夏以外のキャラに魅力を感じなかったので、キャラクターのやり取りがあまり面白いと感じませんでした。
戦闘は演出がさすがに古く感じてしまい、面白いとは言えませんでしたが、作戦がことごとくBETAによって失敗するのは予測を裏切られて、先が気になりました。
あ号目標に体を侵食された冥夜になかなかトドメをさしてあげないのは、みんなが好きな武ゆえの行動だとしても、いらいらしました。
武のモノローグが毎回うじうじしていては立ち直るの繰り返しで、読んでいて面白いものではありませんでした。
エロゲでこれだけの規模の作品を作る情熱は素晴らしいと思います。