(GiveUp) 死という物を感動に利用しているような気分になった
決して悪くない、09年作と思えない高画質大画面、コミカルな動き、平凡な日常ほど尊いんだと教えてくれるようなシナリオ
そこらへんのゲームより完成度はむしろ高いのだが、少し『病気』『死』というものを軽んじてるような傾向がプレイしててきつくなった
いたるところで最初の方から俺は半年で死ぬんだしさ!みたいのを軽く言ったりぼやいたり
ちょっと死を全面にアピールしすぎではないだろうか?好き嫌いが本当にキッパリ分かれるゲームだと思う
ストーリーは7話あたりの選択肢で個別に入りますが、そこまででもダレるという感じはなかった
部長の次にイイとされる桜井√でも自分はなんとも言えない気分になった。
やけにポジティブ思考なのが感動を吹き消すようで、もっといっそのことプレイヤーの心を悲しみでズタズタにしてくれよ!みたいな気持ちになる。泣きポイントが人それぞれという事なんだろうけど
死を感動に直結させる安易な考えなのではないかと勘ぐってしまう節がある、人を選ぶゲームだ
だからある意味でそれが苦痛に感じてきてしまって全てのルートをやりきる気分になれなかった
時間をおいて気が向いたらまたやりたい
これは『青春の輝きともう戻らない何気ない日常の大切さ』を教えるゲームなんだと思っている
エンディングテーマが短調曲というのは、何か複雑な物を心に残すようでありだと思う
7の64bit環境で、重くはないがエラー落ちが多発して結構大変だった