先が気になってついつい読み進めちゃう感じで常に飽きることのない楽しい作品でした。
細かい伏線が所々にあって、それがきれいに回収されていきながら繋がっていくのが楽しかったですね。
物語の中で主人公たちが逆境に立たされるシーンも多い中そこからどう物語が展開していくのかが毎回面白く、
先が気になってついつい読み進めちゃう感じで常に飽きることのない楽しい作品でした。
ヒロインそれぞれは当然ながら可愛かったし、それぞれが胸に秘める想いもよかった。
あと、タイトル回収も「ここでか!!!」って感じでよかった…。
主人公は完璧じゃなかったし最強でもなかったけどそれでもどこか安心感のあるキャラでしたね。
ただ一つの目標に向かって必死に行動しながらも、なんだかんだでヒロインのことを考えて行動できてたし優先しちゃうところが好感が持てました。
あと、お金にがめつくてお酒と奢りに弱いところとかもすごい好き。
メインヒロインの中ではレイリが好きですね。自分の魅力をわかってるところとか恋に一直線なところとか、レイリルートのレイリも好きだけど他のルートでのレイリが好き過ぎてね…。
フラれても諦めないで「振り向かせてみせる!」と表明したりするところとかめっちゃ好き…。
サブヒロインも含めるとシルヴィとヘンリエッタ、ナトレが好き…。
シルヴィはおまけシナリオがあったから嬉しかったけど、ヘンリエッタとナトレにも欲しかった…。
主人公とヒロイン達もよかったけどそのほかの周りのキャラも良いキャラが多く、いろんなバックボーンがそれぞれにあってそれが様々な形で絡み合っていて
物語に深みを与えていましたね。
OP,ED含めたすべての曲もアントリの世界観を表している感じがしてサントラ付きで買ってよかったってホント想います。
ルートによっては死ぬキャラもいてそのキャラが好みなほど辛かったですし、ナトレの時は辛かったし紗衣奈のことがめちゃくちゃ嫌いになったけど紗衣奈がなんだかんだで死ぬときは素直に「ざまぁ」とは思えなくてなんか悲しかったし…。
ナトレとかはルートまではいかなくてもエロシーンが欲しかった…。(事後CGがあったのはめちゃくちゃ嬉しかったけど)
というか、ルートとエロシーンが欲しい魅力的なキャラ多すぎなんだが????
ナトレもだけどヘンリエッタとかヘンリエッタとかヘンリエッタとかヘンリエッタとか…。
ヘンリエッタはマジですべてが好み過ぎてだな…。
見た目も傲慢だけどどこか憎めない感じのお嬢様だとか…好き…。
ノーブルもごり押しの力業って感じですごい好き…。
だからこそソフィアルートでは悲しかったなぁ…。
あと、紗衣奈の死ぬシーンはソフィアルートでもなんか悲しくなったし…。
ナトレもヘンリエッタも話の都合上ルートとかがないのは仕方ないのかなとは思うんだけどどうしてもね…。
IFとで見たかった…。
だって、ミリィルートのあの登場の仕方かっこよすぎじゃん!!!!!!
ヘンリエッタはミリィルートでの出番がもっと欲しかったな…。
出番がもっと欲しかったで言うとオレグもだな。
男キャラのかっこいいシーンもめっちゃ好きなので。
最後にはナダルやヤーコフも好きになっていましたし、このキャラ嫌いだわってのがいなかったですね。
ヤーコフはルーナとの三人で飲むシーンでの語りで簡単に好きなっちゃいましたね。
ナダルは助けに来てくれた理由「自分の血から生まれたカイくんが何を成し遂げるのか」って理由だったのがもうね…。
過去で自分自身で息子を殺してその結果家族がみんな死んでるっていうバックボーンもあってもうなんか好き…。
しかもカイくんは自分の元になった血がナダルのものってのを知らないってのがまた良い…。
ヤーコフはあの小悪党感がたまらん。
同志ギローイも見た目が良いのはあたりまえとして、裏表がないからこそ紗衣奈からも好かれていたのだろうし、
そのおかげで少しは紗衣奈も救われてたのかなと思うとこのふたりがこの先会うことはないだろうことがなんか辛い…。
物語上敵側だったので嫌いになるかもと思ってたけど、嫌いになることもなく普通に好きなキャラだったので出番が若干少なく感じて残念ですね。
あと、熊耳可愛い!!
ミリィの血を飲むことによって強化されるカイくんもタイミングも最高でしたね…。
やはり主人公にはここぞってところではかっこよく決めてほしいですし。
ミリィの血は皇族の血なのでヴァンプにとっては普通は猛毒なのにカイくんはハーフでありしかも念動力のレガシーのおかげで血の巡りにも干渉できるからってのがまた納得できました。
ミリィが生き残ることになった理由も納得のいくものだったし、何よりもヒロインが死んで終わりってのは好きじゃないので普通に嬉しいですね。
ご都合主義という人もいるかもだけどご都合主義大いに結構ですね!
紗衣奈が生きていて記憶をすべて失っていたことに対しても不満はなかったですし、ほかのルートとの違いもあって面白いし、
何よりもミリィルートらしい結末だと思えました。
ぶっちゃけここでもまた紗衣奈が死んでいたら今より若干とは思うけど点数が低かったと思います。
どうやって記憶を消したんだろうと最初は思ったけどよく考えたらカイくんのノーブルか…。
よくできてんなぁ…。
シルヴィがカイくんのことを“戦友”って呼んだ瞬間が好き過ぎて変な声出ましたね…。
あと、アフターも含めてカイくんのことを信頼してるのが伝わってきて凄い好きでした。
最初こそヒュームへの差別意識や恨みがあったけど、
カイくんや周りの影響もあってその考えを改めて謝罪する人には謝罪してたりとより好きになるキャラでした。
ほかにも『アンラベル・トリガー』というタイトルも対ヴァンプ用の弾丸の名称として出てきてかつ、その使われ方もよかった…。
『トリガー』という部分だけでもヴァンプという種族が過去と決別する引き金(トリガー)って感じで出てきてたし、ほんとに良いタイトルだなと。
タイトル回収がきれいにされる作品大好き。
『Unravel Sky』の歌詞もミリィのことを表していて曲がより好きになりましたね…。
歌詞に意味が含まれる作品もめっちゃ好きなので。
『たとえ何度泣いても まっすぐな願い
届くと信じている 何があったって
犠牲なんて出さない すべてを救いたい
理想を理想と諦めない
ああ いつでも青い空は美しくて
踠く(もがく) 私を見ていた』
サビからが特に好き過ぎる…。
トリガー探偵事務所の面々のカイくんを含んだうえでの再会が見たかったな。
探偵業をまたしてる日常シーンが見たかった。
あと、ほかにもエルフとかオーガ?だったかな?がいるっぽいんだけどその辺りの民族との話がなかったのは、
詰め込み過ぎても風呂敷を広げ過ぎてまとめられないからかなぁ…。
ということはFDもしくは続編に期待しても良いってことですかね!?!?!??!?
最後に…ミリィと紗衣奈、この二人が生きていてほんとによかったなぁ…。